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“ノーネクタイ”の正解コーデ。ネクタイもジャケットもなしで、きちんと見えるビジネスカジュアル

企画・文章:SOLVE編集部

ネクタイを外すと何が起こる?「きちんと感」が崩れる原因とは

ネクタイを外すと何が起こる?「きちんと感」が崩れる原因とは

近年、ビジネスシーンの服装は多様化し、「ノーネクタイ」のスタイルが定番化しています。クールビズが浸透した夏だけでなく、それ以外の季節でもカジュアル化は進行。多くの企業でネクタイを着用しないコーディネートが認められるようになっています。
その一方、ネクタイはビジネススタイルを象徴するアイテムであり続けたため、ネクタイを外しただけで「きちんと感」が損なわれてしまうのもまた事実。それを避けるには、ちょっとしたコツが必要です。
今回の記事では、ビジネスパーソンが自信を持ってノーネクタイスタイルを着こなすための秘訣を、具体的なアイテム選びからコーディネート例まで詳しく解説します!

ビジネススタイルでネクタイが果たしていた役割

ビジネススタイルでネクタイが果たしていた役割

改めてネクタイの存在意義について解説すると、ネクタイはビジネスシーンにおいて単なる装飾品には収まらない必需品でした。全体の印象を引き締め、「品格」を与える重要な役割を担ってきたのです。
とりわけスーツスタイルにおいては、Vゾーンに縦のラインを加えてバランスを整える役割も担い、洗練された印象を生み出してくれます。また、個性やセンス、華やかさやフォーマル感を演出するアクセントとしても不可欠な存在です。
重要かつ多様な役割を果たしてきたからこそ、ネクタイを外すだけで品格もダウンしてしまうのです。

首元が開く=「ラフ」「だらしない」と見えやすい理由

ビジネススタイルのアイコンという「意味」の面だけでなく、実際の「着こなし」においてもネクタイを省くことで品格が損なわれる理由があります。それは、シャツの首元が開き気味になってしまうから。過度な露出とまではいかなくても、首元が開くことでその印象に近づいてしまうのです。その結果、「ラフ」なムードや「ダラしない」印象につながってしまうこともあり、周囲に不快感を与えかねません。ビジネスシーンにおいて服装は相手への敬意を示す手段でもあるため、ネクタイを外していると「敬意を欠いている」と受け取られてもしかたないでしょう。

その一方で、現在はネクタイが不要な場面が増えているのも事実です。環境省が提唱したクールビズは2005年からスタートしましたが、現在ではその期間の規定もなくなり、各企業に服装の判断が委ねられています。そんな経緯もあり、季節を飛び越えて、ウォームビズやビジカジも広く浸透。ドレスコードがビジネスカジュアルやスマートカジュアルになっている職場も珍しくありません。時代の流れに合わせ、ノーネクタイの装いにしつつ仕事着としての「きちんと感」をどうやって保つのかが、現代のビジネスパーソンにとっての課題となっているのです。

ノーネクタイでもきちんと見せるには?

ノーネクタイでもきちんと見せるには?

ネクタイを使わずにビジネススタイルを成立させるためには、いくつかの重要なポイントがあります。襟元の印象、全体のシルエット、素材感を意識することで、「きちんと感」を損なわずに洗練された印象を演出しましょう。

襟元に立体感を持たせる

ネクタイがない分、シャツの襟元がいっそう重要になります。ポイントは、襟元の「立体感」。首元の奥行きがあると、コーディネート全体が上質に映り、ビジネスライクな印象にまとまりやすくなります。
シャツの場合、「ボタンダウンシャツ」「スナップダウンシャツ」「スタンドカラー」などを選ぶと、自ずと立体的に仕上がりやすくなります。(※それぞれの特徴は追って解説します。)シャツ以外では、クルーネックよりも少し高さがある「モックネック」や、さらに高さがあって折り返して着用する「タートルネック」などを選ぶと首周りに立体感が生まれます。

全体のシルエットを意識する

服装のカジュアル化が進んでいるとしても、ビジネスシーンではサイズ感が非常に重要です。品良く映るのはやはり「ジャストサイズ」。ビジネスパーソンらしい凛々しさが打ち出せます。
ビジネスカジュアルに含まれるノータイスタイルでは、適度にカジュアルでも問題はないので、やや大きめのサイズ感や少しゆとりのあるシルエットを着こなすという選択肢もあります。ただし、完全なオーバーサイズはNG。サイズ感が大き過ぎたり、シルエットがルーズ過ぎたりすると、だらしない印象になってしまうからです。体のラインをすべて拾うほどフィット感を高める必要はありませんが、ジャストサイズかやや大きめのサイズ感を意識して、ルーズ感は排除しましょう。

素材感できちんと見せる

生地の素材感は、全体の印象を大きく左右します。きちんと感を演出するには、上質感のある生地を選ぶのが原則。なめらかでツヤ感があるほど、上質な印象は高まります。
逆に言えば、粗野感や毛羽感のある生地はカジュアルな印象になってしまいます。また、シワ感のある生地も同様。シワを避けるという意味では、防シワ性の高い機能性素材を選ぶのもおすすめです。防シワ性が高いウォッシャブルな生地のアイテムなら自宅でケアしやすいため、清潔な状態がキープでき、それがきちんと感にもつながります。

ネクタイなしでもきれいに見えるシャツ選び

ネクタイなしでもきれいに見えるシャツ選び

ノーネクタイスタイルにおいて、シャツは主役となるアイテムです。襟型、サイズ感、色といった仕様を工夫することで、ネクタイを締めなくても品良く着こなせます。シャツ1枚でもビジネススタイルとしてまとめるためのポイントを解説しましょう。
ちなみに、仕様にこだわればこだわるほど、すべてを叶えるアイテムが既製品には見当たらないこともあります。そんなときは、細部まで選べるオーダーシャツを活用するのもおすすめです!

襟型

首元の印象を左右するのが襟型。つまり、シャツスタイルの印象をコントロールするには襟型にこだわる必要があります。ノーネクタイでも決まりやすい襟型を選ぶのはもちろん、立体感がある襟型ならきちんと感も演出可能。おすすめの襟型を解説します。

ネクタイを締めなくてもまとまりやすい襟型としては、襟の開きが広めのタイプが王道です。「セミワイドカラー」は、襟の角度が100〜120度くらいで、オールマイティーに使える定番の襟型。どのようなシーンにも合わせやすく、ノーネクタイでも自然な開き具合で「きちんと感」が保てます。また「ホリゾンタルカラー」や「カッタウェイ」は、襟の開きがそれぞれ180度、190度以上と非常に広いのが特徴。これらはネクタイを締めなくても襟先がスッキリと収まり、こなれた印象が演出できます。
襟先がボタンで固定されている「ボタンダウンシカラー」や「スナップダウンカラー」は襟が固定されているため、襟先がバタつかずノータイでも決まりやすい襟型。ボタンダウンはボタンが見えていますが、スナップダウンはボタンが隠れているのが特徴です。「ロール」と呼ばれる美しい曲線を描くタイプの場合は、自動的に首元が立体的に仕上がり上質なムードを放ちます。
「スタンドカラー」や「バンドカラー」のシャツは、台襟のみですっきりとした印象。ネクタイをしないのが前提の襟型でややカジュアルな雰囲気ですが、適度な高さがあり、独特な立体感がこなれ感を醸してくれます。

サイズ感

シャツに関しても、「ジャストサイズ」もしくは「やや大きめ」のサイズ感を選ぶのが基本です。大き過ぎないサイズ感やシルエットで着こなして、品良くまとめましょう。
サイズを選ぶ際は首回りや裄丈が重要で、実寸値に1~2cm程度プラスしたサイズを選ぶのがジャストサイズの目安。体のラインに適度にフィットすると、不要なシワの発生が抑えられ、きちんと感や清潔感がキープできます。
首回り、裄丈、身幅、着丈といったすべてのサイズに細かくこだわると、既製品では本当にほしいサイズが見当たらないケースも。そんなときは、サイズが指定できるオーダーメイドのシャツに頼るという手もあります。

最近はビジネス用途のシャツでもカラーバリエーションが増えていますが、ノーネクタイだからこそカラーで品位を確保すると好バランスに。その意味でもやはり、王道の「ホワイト」や「サックスブルー」から揃えるのがイチ推しです。どちらのカラーも清潔感や信頼感を感じさせ、ビジネスシーンに最適。コーディネートもしやすく、幅広く着回せます。
少し意外なところでは「ネイビー」も狙い目。シャツとしては意外な色ですが、ビジネススタイルの定番カラーということで、着こなしやすいカラーです。清潔感と落ち着きも兼ね備えていますので、ネイビーのシャツはノーネクタイの装いに適しています。
色関連で注意しておきたいのは、細かい差し色を採用したデザイン。ボタン、ボタンホール、ステッチ、台襟、襟やカフスの裏などに、差し色や差し柄を用いているシャツが増えています。ネクタイの代わりにそうしたアクセントがほしくなる気持ちはわかりますが、カジュアルな印象が強くなってしまうのが難点。スーツスタイルに適さないのはもちろん、シャツスタイルでも着こなすのが難しいデザインだと思ってください。

シャツ以外のトップス&パンツ選び

シャツ以外のトップス&パンツ選び

ノーネクタイのビジネススタイルでは、シャツ以外のトップスを選ぶことも可能。さらに、スラックス以外のパンツを組み合わせることで、コーディネートの幅が広がります。それぞれどんなアイテムがおすすめなのか解説します!

トップス

クールビズの浸透により、シャツ以外のさまざまなトップスがビジネスシーンで受け入れられるようになってきました。その中でもビジネスシーンで使いやすい半袖トップスと言えば、やはり「ポロシャツ」です。襟付きのデザインが品位を保ち、一枚でトップスとして完結するだけでなく、インナーとしても重宝。「ビズポロ」と呼ばれるボタンダウンカラーのポロシャツなら、ジャケットとの相性も抜群です。

ビジネスカジュアルの定番トップスとして人気を高めているのが「Tシャツ」です。特に、セットアップのインナーとしてクルーネックの白いTシャツを合わせるスタイルが定番化。ただし、デザインがシンプルならどんな定番カラーでもセレクト可能です。ただし、オンのシーンでTシャツを着用する場合は、ラフに見えすぎないように生地感やディテールで品位を補完するのがおすすめ。首周りのデザインで言えば、高さのあるモックネックやタートルネックを選ぶと品良く映り、ノーネクタイでも決まりやすくなります。

ニット類も活用したいトップス。シャツ、Tシャツ、カットソーといった他のトップスと組み合わせて着こなすのが基本形です。ウォームビズでは、タートルネックのニットを選ぶとカジュアル感と上質感のバランスが整いやすくなります。

パンツ

ノーネクタイのスタイルでは、相対的にパンツの存在感が高まり、その印象が全体のきちんと感を大きく左右します。もっとも品格があるのは、やはり「スラックス」。上質感のある生地を選びつつ、センタークリース(折り目)もきちんと入っているとフォーマル感がアップします。色はグレー、ネイビー、ブラックが定番です。ジャストサイズが王道でもっとも上品ですが、最近は少し大きめなサイズも定番化。また、ウエストをドローコードで調節でき、ストレッチ性や防シワ性などを備える機能素材を用いた「イージースラックス」がビジカジでは主流になってきています。

少しカジュアルなパンツとしては「チノパンツ」が王道。ベージュやネイビーを選ぶと、自然とトラッドなムードが漂います。裾に向かって細くなるテーパードシルエットをセレクトし、スマートに穿きこなすのが今の気分です。
ノーネクタイのビジネスカジュアルでは、「カーゴパンツ」や「シェフパンツ」もNGではありませんが、着崩しすぎた印象にならないように要注意。サイズ感、シルエット、生地感、色は王道的な仕様を選び、上品に着こなすのがおすすめです。

ネクタイなしコーディネートの実例

ノーネクタイのビジネススタイルは、選ぶアイテムの組み合わせによって多様な印象が演出できます。具体的なコーディネート例を通じて、それぞれのポイントと着こなしのコツを詳しく解説します!

コーデ1

まずは王道のネイビーセットアップを使ったコーディネート。きちんと感のあるネイビーのセットアップにサックスブルーのシャツを合わせて、きちんと感のある爽やかスタイルに。足元はホワイトのレザースニーカーですが、革靴を選べばよりフォーマル度はUPします。

コーデ2

  • ジャケット / サンプル
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こちらはクレリックだからこそ決まるノータイスタイル。襟がホワイトで切り替えられているクレリックシャツは、ノータイでもVゾーンのバランスが整いやすいという利点もあります。ストライプ柄なので無地よりも表情があり、ピッチ幅が広めでメリハリがわかりやすい面持ちです。だからこそ、シャツだけとは思えないほどバランスの取れたVゾーンに仕上がっています。また、カッタウェイと呼ばれるシャツの襟型もポイント。襟先が開いているため首元がスッキリした印象になり、ネクタイをしていなくてもサマになりやすい仕様です。

コーデ3

ノーネクタイでもサマになるのが、定番のジャケパンコーデ。夏はリネンやからみ織り生地、冬はフランネルや厚手のオックスフォードなど、季節に合わせたシャツを選べば、それだけできちんと感も出しつつ季節を感じさせる大人のビジネスカジュアルに。

コーデ4

地味な印象になりがちなノーネクタイスタイルですが、思い切って柄シャツを取り入れてみるもの◎定番のストライプに加え、派手すぎない小紋柄も比較的ビジネスシーンに取り入れやすく印象を変えてくれる柄です。まだ試したことの無い人は、まずはジャケットを羽織ったスタイルから挑戦してみてください。

コーデ5

秋色のギンガムチェック柄も、落ち着いた色味を選べば派手過ぎず柔らかな大人の着こなしが出来ます。また、靴や小物のカラーを揃えることでコーディネートに統一感出て、柄シャツを使ったコーディネートも上品にまとまります。

まとめ

まとめ

「ノーネクタイ」のビジネススタイルは、現代の働き方に合わせて進化、多様化しています。ただし、ネクタイを外しているからこそ、「だらしない印象」を与えないようにするのは揺るぎない鉄則。そのためには、下記のポイントを意識するのが重要です。

まずは「首周りの立体感」。ボタンダウンカラーのシャツやモックネックのTシャツなど、首元が立体的で上品な印象のトップスを選ぶようにしましょう。「素材感」もポイントで、選ぶアイテムが何にせよ、ビジネスシーンにマッチする上質感が不可欠です。さらに、「全体のシルエット」も重要です。ノーネクタイだからこそラフになり過ぎないように、ジャストサイズ〜やや大きめ程度のサイズ感にして、洗練された印象にまとめるようにしましょう。

ディテール、素材、シルエットのすべてが望み通りの既製品が見つからない場合は、オーダーメイドのシャツを活用するのもおすすめ。襟型、生地、サイズなどが指定できるからです。紹介してきたポイントを踏まえた理想的なシャツさえ確保できれば、ノーネクタイでもきちんと見えるビジネスカジュアルは完成したも同然です!

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