

年末のご挨拶・商談・会食に。大人の“ちゃんと見え”コーデ術
年末は“いつもと少し違う”服装が求められる
年末は、お世話になった方への「ご挨拶」、年明けの事業を左右するかもしれない重要な「商談」、親睦を深めるための「会食」など、普段よりも「相手に与える印象」が重要になる場面が増える時期です。これらのシーンでは、普段通りのカジュアルな服装では失礼にあたる可能性もあります。
だからといって、年末にずっと重厚なスーツを着用するわけにもいかないでしょうし、やたらとフォーマル度を高めれば良いというわけでもありません。それよりも大事なのは「清潔感」や「信頼感」。周囲を不快にさせない身なりが重要なのです。相手に敬意を示すために、大人としてきちんと見える年末仕様のコーディネートを用意してはいかがでしょうか?
“ちゃんと見え”の3原則。整った印象をつくるポイントとは?
目指したいのは、やりすぎではないけど整っている印象のある服装。そんな、好バランスでちゃんと見えるコーディネートを実現するためには、「清潔権」「サイズ・シルエット」「素材感」という3つのポイントを意識するのが重要です。
清潔感
ビジネスシーンにおいて、最重要とも言えるポイントが「清潔感」です。どれほど高価な服を身につけていても、清潔感がなければ台無し。不潔な格好は相手に不快感を与える可能性が高いからです。こまめに洗濯するのは大前提ですが、たとえ洗ったばかりだとしても、シワがたくさん入ったジャケットやシャツは、不潔な雰囲気やだらしない印象を与えかねません。シワを伸ばすのが面倒な場合は、防シワ加工などが施されたシワの入りにくいアイテムを活用すると便利です。
また、汗じみも要注意。外が寒くても屋内は暖房が効いているケースも珍しくないので、ジャケットやシャツに汗じみがつかないように、できる限りこまめに体温調整するのがおすすめです。
ちなみに、服装からは少し外れますが、実はヘアスタイルも清潔感に影響を与える大切なポイント。ヘアサロンなどで定期的に髪の長さを整え、不潔な印象にならないように注意してください。刈り上げやツーブロックなどを取り入れると、小ぎれいな印象が演出しやすくなります。
【参考】ヘアスタイルについてはこちらをチェック!
サイズ感・シルエット
服装の印象を大きく左右するのが「サイズ感」や「シルエット」です。適度に体にフィットした適切なサイズを選ぶことで、スマートで洗練された印象が与えられ、それが「ちゃんと見え」につながります。
もっともきちんとした印象が強いのはいわゆる「ジャストサイズ」ですが、気持ち余裕がある程度の大きめなサイズ感なら許容範囲。とくにビジネスカジュアルの場合は、多少のゆとりがあってもルーズな印象にはつながりません。
冒頭でも解説した通り、堅苦しいまでの品格は必要なく、きちんとしている感が演出できればOK。そのためには、ルーズな印象やラフなイメージを与えないようなサイズ感やシルエットを徹底しましょう!
素材感
季節感やTPOに合った「素材感」を選ぶことで、コーディネートの質が格段に向上し、きちんした印象にもつながります。もしも「素材感の重要性」がイメージしにくい場合は、年末の寒い時期に薄手のTシャツ1枚だけで挨拶に来た人を想像してみてください。極端ではありますが、常識のない変わり者だと思ってしまうのではないでしょうか? 逆に言えば、季節やTPOにマッチしている素材のアイテムを選ぶだけで、常識があって信頼できそうな人という印象にもつながるのです。
ジャケットやアウター類は、生地に適度な「重厚感」や「毛羽感」があると、年末の寒い時期に合う季節感が演出できます。パンツ類も基本は一緒です。インナー類は薄すぎないのが鉄則。カットソー生地ではなくニット生地を選ぶだけで、温かみや上質感が打ち出せて便利です。
オーダーシャツで崩さずに抜け感を
「きちんとしているけれど、堅苦しくない」という絶妙なバランスのビジネススタイルを実現する上で、オーダーシャツは非常に有効なアイテムです。ノーネクタイ前提のディテールを選んでオーダーすれば自ずと、堅苦しくないコーディネートが築けます。ノーネクタイのビジネスカジュアルで主役となるシャツをオーダーする際は、「襟」と「色」のセレクトが重要!!
襟
ネクタイを締めなくても決まる「襟型」を選ぶのがセオリーです。襟先などがボタンで固定できる「ボタンダウンカラー」や「スナップダウンカラー」は、ノーネクタイ向きの定番仕様。襟がバタつかず、ネクタイがなくてもサマになりやすいからです。
また、襟の開き具合が広めの「ホリゾンタルカラー」や「カッタウェイ」もノーネクタイ向き。襟の開きが広いほど襟先の角度が鈍角になり、首元がすっきりしてバランスが整いやすくなります。
色
ビジネスシャツの定番色は「ホワイト」と「サックスブルー」ですが、ネクタイを省く場合はシャツの色で個性や華やかさを演出するという手もあります。あえて王道ではない色を選ぶことが、堅苦しさの払拭にもつながります。
具体的には、ライトグレーがおすすめ。モノトーンならではのクールな印象と、グレーならではの都会的でスタイリッシュなイメージが同居しているため、洗練されたムードのコーディネートに導いてくれます。
また、ネイビーも狙い目です。ジャケットやスラックスでは大定番の色ですが、シャツで取り入れるとちょっと新鮮。ノーネクタイだからこそ選べる色なので、意外性が演出できるのです。爽やかさと落ち着きが両立しているのもネイビーならでは。洗練、精悍といったイメージも打ち出せるため、ノータイスタイルではネイビーのシャツも活用してみてください。
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おすすめコーディネート例
最後に、「ちゃんと見え」の3原則を踏まえつつ、堅苦しくないバランスでまとめた具体的なコーデ例をいくつか紹介します。どれもジャケットを羽織るコーディネートがベースですが、インナーや着こなしによってカジュアル感に差が生まれています。フォーマル度の高いコーディネートから解説しますので、ぜひ参考に!
肩肘張らないノーネクタイのジャケパンスタイル
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ネイビーのジャケットにチャコールグレーのスラックスを合わせた正統派のジャケパンスタイルがベースです。ノーネクタイにすることで、品があるのに堅すぎないバランスに仕上げています。
ちなみに、シャツは形態安定性に優れる「超ノンアイロン」。シワが入りにくいため、ジャケットを脱いでも「ちゃんと見え」してかなり便利です。Vゾーンが物足りなく感じる場合は、シンプルなポケットチーフでアクセントを加味するのがおすすめ!
季節感のあるシャツが洒脱なセットアップスタイル
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セットアップのインナーはTシャツが主流。だからこそ、インナーをシャツにするだけで普段より「きちんと感」のあるコーディネートが完成します。
ここで選んだシャツの生地は、コットンフランネル。少しの起毛感と適度な肉厚感があり、年末にぴったりの季節感が漂っています。素材に温かみがあるため、野暮ったく映らないように色をスタイリッシュなグレーにしてバランスを調整しているのもポイント。ダークなネイビーとの組み合わせでクールにまとめています。
インナーのニットで着崩したセットアップスタイル
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こちらもセットアップスタイルですが、インナーをシャツではなく「ニット」に差し替え。ややカジュアルに見えるかもしれませんが、定番のTシャツよりも上質感があり、いつものビジカジより少し品良くまとまっているイメージです。
ネック部分が少し高さのあるモックネックなので、さらに上品な印象。そのネック部分にあしらわれたグレーのラインが、ノーネクタイの物足りなさを解決しています。特別感を上乗せしたい場合は、ポケットチーフを活用しましょう!
まとめ
年末はご挨拶の機会も多くなります。そんな時は、いつもより少し「きちんとした印象」を与えるのが重要。それと同時に、堅苦しくならないようにすることも鍵となります。フォーマル過ぎないけどちゃんと見える好バランスなコーディネートを実現するためには、「清潔感」「サイズ感(シルエット)」「素材感」という3つのポイントを意識するようにしましょう。
絶妙なバランスのコーディネートを築くのが難しい場合は、ノーネクタイの装いにしてみてください。ジャケットを羽織れば、ちゃんと見えるのに堅苦しくないバランスに整います。
ネクタイをしないビジネススタイルに自信がないなら、ノーネクタイに適した襟型や色のシャツを選びましょう。既製品だけでなくオーダーシャツも活用すれば、納得の1枚が確保できます。ボタンダウンカラー×ライトグレーや、カッタウェイカラー×ネイビーのシャツなどを入手してみてください。
もちろん、シャツに固執する必要はありません。何よりも、きちんとしているのに堅すぎないコーディネートにまとめるのが大切。服装に気を使い、年末の重要なシーンで相手への敬意をさり気なく示しましょう!
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