父親(パパ)は入園式・入学式にスーツ以外でも良い?基本マナーや相応しいコーデを解説
父親は入園式にスーツ以外で出席しても良い?
日常的なイベントではない「入園式」や「入学式」で、父親として何を着ていけば良いのか悩んでしまっても無理はありません。晴れの舞台なので少しフォーマルなスーツが最適なのか、父親は主役じゃないのでカジュアルな格好が良いのか、いろいろな考え方もあるでしょう。
結論から言えば、スーツでもスーツじゃなくてもどちらでもOKです。最近はとくに、入園式に参加する父親の服装は多様化しています。では、どんなコーディネートがおすすめなのか。それは追って解説します。さらに、細かいマナーやおすすめのアイテム、コーディネート例や注意点まで紹介しましょう!
スーツ以外の服装にはジャケパンスタイルがおすすめ
入園式や入学式の服装に悩んでいるなら、フォーマル感のあるビシっとしたスーツがもっとも無難。コーディネートもほとんど決まっているので簡単です。ただし、最近は少しカジュアルなコーディネートも増加しています。とは言え、子どもの晴れの舞台にあまりにもラフな格好はNG。そこで、スーツ以外のコーディネートとしてはジャケパンスタイルがおすすめです。
ジャケパンスタイルはスーツよりも自由度が高いためセンスが問われますが、おしゃれに着こなせれば一目置かれること請け合いです。ただし、おしゃれす過ぎて周囲から浮いてしまっても悪目立ちする結果に。ジャケパンスタイルを適度におしゃれに着こなすくらいのコーディネートを目指すのがおすすめです。
父親が入園式にスーツ以外で出席する際の基本マナー
ジャケパンスタイルといっても、細かく分けるとコーディネートはいろいろとあります。さらに、スーツスタイルかジャケパンスタイルかの2択に限定されているわけでもありません。自由度が高めですが、入園式に相応しい節度を守る必要はあるため、ここで紹介する3つのポイントを意識しつつ、大人っぽく上品にまとめるようにしましょう。
落ち着いた色味の服を選ぶ
入園式や入学式に限ったことではありませんが、大人は落ち着きのある色を取り入れてコーディネートを組み立てるのが基本。とくにスーツやセットアップ以外のコーディネートにする場合は、落ち着きのあるカラーをベースにして品良くまとめるように意識しましょう。
基本的には、ダークカラーを選べば落ち着いたムードにまとまります。ただし、入園式は春が多いので、春らしい明るいカラーを選びたくなるかもしれません。その場合は、明るめの色の中でも定番的な色を選び、奇抜な印象にならないように注意しましょう。
ネクタイで上品さをプラスする
スーツに合わせるのが定番のネクタイですが、ジャケパンスタイルやシャツスタイルで使っても品格はアップ。お祝いの場らしい華やかさも演出できます。スーツ以外でネクタイを使用する場合は、アクセントして使うのではなく、他のアイテムに馴染む色を選ぶと品良くまとまりやすくなります。
注意点としては、白と黒のネクタイは避けるのが原則。フォーマル過ぎる印象になってしまうからです。ネクタイの柄で遊んでも問題はありませんが、品の良さをプラスするという意味では無地か定番柄を選ぶのが基本です。
もちろん、必ずしもネクタイが必要というわけではなく、ノータイでも品のあるコーディネートなら問題はありません。しかし、品位を高める小物としてネクタイを選択肢に入れてみてください。
清潔感のある靴を選ぶ
コーディネートでおろそかになりがちなのが足元です。スーツスタイルやジャケパンスタイルをおしゃれに着こなせていても、靴が汚れていたら不潔な印象、下品なイメージが漂ってしまいます。
コーディネートは品良くまとめるべきなので、足元に相応しいのはダークトーンの革靴かローファー。ドレッシーな印象が目立つエナメルは避け、スムースレザーかスエードなどの素材を選ぶのが基本です。汚れがついていたら落としておくのはもちろん、擦れてしまっていたら靴墨などでケアしておくようにしましょう。
入園式に参加する父親におすすめのアイテム
基本的なマナーを押さえたら、それを実践できるアイテムを選ぶ必要があります。ここでは、入園式や入学式で父親が着用するのに適しているアイテムを4つピックアップ。これらのアイテムを使い、上品で大人っぽい父親らしいコーディネートを築いてください。
テーラードジャケット
着用しないよほどの理由がない限り、活用すべきなのがテーラードジャケット。インナーがカットソーのノータイスタイルでも、テーラードジャケットさえ羽織れば品格が確保でき、父親らしい落ち着きが演出できます。
テーラードジャケットの仕様は、スーツのジャケットと同じタイプが主流。ノッチドドラペル、2つボタン、センターベントorサイドベンツ入り......といったディテールが採用されたタイプです。ただし、ジャケットを単体で着用する場合はスーツのジャケットを流用するのはNG。スーツ用と単体向きでは、着丈などのバランスが異なっているからです。
カラーは王道のネイビーをはじめ、ダークトーンを選べば自動的に落ち着いたムードが生まれます。ただし、フォーマルになり過ぎる必要はないので、春らしい明るいトーンを選んでも問題はありません。
カラーシャツ
スーツスタイルの場合は、入園式もビジネスシーンと同じく白シャツが定番。大定番だからこそ、スーツ以外のコーディネートで白いシャツを使うと、少し硬くておもしろみに欠ける印象になることがあります。
必ずしも白いシャツがNGというわけではありませんが、ジャケパンスタイルなどでは色のある「カラーシャツ」がおすすめ。個性が演出でき、こなれ感も漂います。とくにノータイの場合は、シャツに色味があったほうが物足りない印象にならないので、カラーシャツをセレクトしましょう。
おすすめのカラーは「ブルー」や「ネイビー」。白と並ぶビジネスシャツの定番カラーであるサックスブルーの同系色なので、着こなしやすさも抜群です。また、爽快、清潔、冷静、知的といった印象もあるため、入園式や入学式にも適しています。
テーパードパンツ
大人っぽいコーディネートにまとめるなら、スラックスやそれに近いシンプルで上品なパンツを選ぶのが得策。素材や生地に関わらず、裾に向かって細くなるシルエットだと品良くまとまるので、「テーパードシルエット」を条件にパンツを選ぶのがおすすめです。
最近はスラックスにイージーパンツの要素をミックスしたイージースラックスも増えていて、見た目は上品なのに穿き心地は快適なテーパードパンツも選べます。
王道カラーはグレー、ブラック、ネイビー。ダークトーンを選べば自ずと落ち着いたコーディネートに仕上がります。また、爽やかさをアピールしたい場合は、ホワイトのパンツを活用するという手もあります。
セットアップ
ビジネスシーンで人気のセットアップを、入園式や入学式に流用してもOK。上下がセットになっているためーツに近い品の良さがありながら、素材感、仕立て、シルエットなどからスーツとは異なる適度なリラックス感も漂うのが大きな魅力です。その絶妙なバランスは入園式などにも適しています。
ネイビー、ブラック、グレーといったダークな定番カラーを選ぶと落ち着いた雰囲気に。春らしさを演出するなら、ベージュやライトネイビーといった明るめのカラーを選ぶのもおすすめです。
入園式でオシャレな父親になれる!参考コーデを紹介
マナーを把握してアイテムが揃ったら、あとはスタイリングを組み立てるだけ。コーディネートの実例をいくつか紹介するので、自分にマッチするタイプを選び、入園式や入学式に臨む服装の参考にしてください。基本的には、テーラードジャケットで大人っぽい品格を確保しつつ、全体的なカラーリングでさり気なく個性を演出するのがポイント。シンプルで上品だけど無難すぎないコーディネートを目指しましょう。
グレーのスーツ×サックスシャツで爽やかに
ダークトーンのスーツをシンプルに着こなすと、良くも悪くもかなりフォーマルな雰囲気になります。逆に言えば、明るめなトーンのスーツを選択すると、それだけで適度なカジュアル感と軽快感が演出できるのです。
ここでは選んだのは、ライトなグレーのスーツ。淡いサックスブルーのシャツを合わせることで、爽やかなスーツスタイルにまとめたお手本です。ビジネスシーンでもそのまま使える定番的なコーディネートですが、全体的に明るいトーンなので軽やかな印象。ケットチーフを差すことで、入園式や入学式に合う華やかさもプラスしています。
ダークトーンでまとめたクールな装い
フォーマルなムードのダークなスーツをベースにしつつ適度にカジュアルダウンする方法としては、インナーをシャツではなくニットやカットソーに差し替えるのが有効
・大人っぽさをキープするならニットウェアを活用するのがおすすめ
・ニットウェアの中でもタートルネックは上品な印象
・この実例では、全身をダークトーンでまとめて、カジュアルだけどクールでスタイリッシュなスーツスタイルに仕上げている
・シンプルになり過ぎないように、スーツと同系色のポケットチーフをさり気なく差し、華やかなアクセントに
白いパンツを効かせてクリーンに演出
入園式に最適なジャケパンスタイルをベースしてコーディネートを組み立てれば、場違いな服装になることほとんどありません。個性がほしい場合は、ジャケパンスタイルをベースにしつつ、カラーリングでアレンジすると好バランスにまとまります。
このコーディネート例では、ホワイトのパンツを効かせてクリーンな印象をアピール。他のアイテムを定番カラーにすることで、品良く仕上げたバランスが秀逸です。ノータイでもバランス良く見えるのは、ダークなネイビーのシャツで引き締めているから。やや明るめなグレーのジャケットとのコントラストにより、上半身に表情が生まれています。シャツと同色のポケットチーフを差すことで、さり気なくアクセントも加味。
明るいトーンのセットアップで軽快な印象に
入園式や入学式でセットアップを着用する場合は、シンプルになり過ぎないように注意しながらコーディネートを築くのがポイント。ビジネスシーンでは定番となっている白いTシャツをインナーに合わせる着こなしは、シンプルな印象が強いのでそのまま流用するのは避けましょう。
少し変化を加えるために、このコーディネート例ではブラックのモックネックTシャツを選び、品良く引き締めています。インナーが黒だからこそ、セットアップが明るいベージュでも上品にまとまっている印象に。「明るいセットアップ」で軽快感を打ち出しつつ、「ダークなインナー」で引き締めてバランスを整えるという方程式は、カラーを変えても成立するので応用してみてください。
父親がスーツ以外で入園式に出席する際の注意点
入園式や入学式に適した父親のコーディネートに関して、基本的なポイントはすべて紹介してきました。ここでは、さらに細かいポイントとして、注意点を3つ紹介します。上品で大人っぽいコーディネートを台無しにしないように注意するのが全体的なポイントです。
派手な色や柄物は控える
シンプルで品のあるアイテムを選びつつ、カラーリングで適度にアレンジするのがおすすめですが、派手な色や柄を選んでしまうと、品格が損なわれてしまうことになりかねません。原色、ネオンカラー、ヴィヴィッドな配色、存在感の強い柄などは避けるようにしましょう。また、インパクトやデザイン性の強い装飾、大きなプリント類も品位の低下を招いてしまうので選ばないのがおすすめです。
定番カラーの範囲でも色選びで十分にアレンジできるのはコーディネート例で証明しました。品の良さをキープした上で、個性や新鮮味を控えめに感じさせる程度が好バランスです。
服装以外の身だしなみも整える
入園式や入学式は子どもの親として参列するものなので、家族の代表として恥ずかしくない身だしなみにすることも重要です。初対面の人が多いという意味でも、普段以上に身だしなみはきちんと整えておきましょう。
髪型はもちろん、ヒゲや鼻毛などまでチェックしておくのがおすすめ。また、限られた空間の中で同じ席に座り続ける時間が長くなることもあるため、体臭や香水などのニオイにも注意を払いましょう。香水はつけないほうがベター。つける場合は控えめにするのがマナーです。
アクセサリーや小物は控えめにする
父親らしい上品なコーディネートにまとめるのが大前提。品格を損なわないように、アクセサリーや装飾的な小物も控えめにするのが基本です。
ジャケットを着用している場合は、ポケットチーフをさり気なく差す程度が最適。それ以外の小物類に関してはスーツスタイルと同じ考え方で、実用性のないアクセサリーは省くのがベターだと心得ましょう。アクセサリーを加えるとしても、シンプルなタイバーやカフスボタンくらいに留めるのが原則です。
入園式の服装に関するよくある質問
最後に、入園式や入学式での父親の服装に関して、よく聞く質問をピックアップして回答しておきます。原則としては、正統派のスーツスタイルかジャケパンスタイルを選んでおけば問題ありません。
入園式はスーツじゃないとダメ?
入園式や入学式では、スーツを着用しても良いですし、ジャケパンスタイルでも問題ありません。園児が制服を着るような園や私立の小学校などではスーツが主流の場合もありますが、他の園ではジャケパンスタイルが増えているようです。いずれにしても、父親としての品格が感じられるような服装であれば、必ずしもスーツである必要はありません。
入園式で父親(パパ)は礼服を着ても良い?
入園式や入学式で礼服を着るのは基本的に主催者側。教員や来賓の方が礼服を着るため、参列者である父親は礼服は避けるのが原則です。ダークトーンのスーツであれば問題はなく、そこに白いシャツを合わせてフォーマルなコーディネートにまとめてもOK。礼服は避けながら、品の良い服装に仕上げるようにしましょう。
入園式・入学式に父親が着ていくスーツの色は?
スーツの色は定番的なカラーであれば何色でも構いません。ダークトーンのほうが締まった印象で落ち着いた雰囲気になりますが、ライトなトーンを選んで春らしい軽快感や爽快感を演出するという手もあります。ただし、派手なカラーやカジュアルな柄などは避けるべき。無地の定番カラーから、好きな色を選ぶのがおすすめです。
まとめ
入園式や入学式に着ていくコーディネートはイメージできたでしょうか? スーツかどうかというよりも、父親として恥ずかしくない品位のある格好をするのがもっとお重要なポイント。ジャケパンスタイルにする場合は、シンプルなアイテムを選んで上品なコーディネートに仕上げるのが基本です。
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