原則を知ったうえであえてアレンジ。「ソックス」でビジネススタイルはアレンジ可能!
カジュアルなスタイルでは差し色や差し柄として活用されることも多い靴下(ソックス/ホーズ)ですが、スーツスタイルではそうはいきません。ビジネススーツのコーディネートはルールが厳格で、靴下は選択肢が限られるからです。ただし、スーツスタイルも靴下で個性やセンスは演出できます。そこで、スーツに合わせるべき靴下の選び方を「基本」と「応用」に分けて解説。足元に個性やセンスを投影したビジネススタイルのお手本も紹介します。
ちなみに今回のコーディネートでは、〈SOLVE(ソルブ)〉のアイテムだけでなく、ソックス専業ブランド〈OLENO(オレノ)〉のアイテムも使用しています。昭和10年に奈良県で創業した老舗の靴下メーカー「昌和莫大(しょうわめりやす)」のオリジナルブランドということで、品質はお墨付き。スポーツ専用ソックスはオリンピック選手からも支持されるほど高機能です。また、「かっこよくて、機能的。」をコンセプトに掲げ、ファッショナブルなデザイン性も兼備。ドレス用のソックスも展開し、今回のテーマにぴったりなアイテムが豊富に揃っています。
スーツに合わせるソックスは、ブラック、ネイビー、グレーの無地が基本
まずは、スーツに合わせる靴下の基本的な選び方を解説します。大前提として、スーツスタイルで重要なのは「統一感」です。ジャケットとスラックスの上下がセットになったスーツの品格を強調するために、他のアイテムでも統一感を重視するのが原則となります。靴下にもそのルールは適用されるので、スラックスか革靴と色を揃えるのが鉄則。柄も目立たないほうが品良くまとまるので、スーツに合わせる靴下は必然的にブラック、ネイビー、チャコールグレーの無地が定番となります。ちなみに本来は、「靴下」の中でも丈が短めのタイプを「ソックス」、丈が長いタイプを「ホーズ」「ロングホーズ」と呼ぶのが正式。いずれにしても、肌が見えないように丈が長めの靴下を選ぶのがマナーです。
スーツに合わせるソックスも、統一感さえキープできれば柄物でもOK
繰り返しになりますが、スーツスタイルで大切なのは「統一感」。だからこそ、統一感がキープできれば柄物の靴下で個性やセンスを加味しても問題ありません。具体的には、柄物の靴下を取り入れる際には2つの条件を守る必要があると考えています。1つ目の条件は「色のリンクによる統一感」。スラックスか革靴の色をピックアップし、同じ色か近い色味が使われている靴下を選ぶようにしましょう。2つ目の条件は「定番的な柄」。ストライプなど、スーツスタイルになじみのある柄なら悪目立ちせず、スーツスタイルに溶け込みやすくなります。これらの条件を守りつつ、統一感をキープしながら個性をプラスしてみてください。
ビジネスカジュアルなら、ソックス選びの自由度もアップ!
ジャケパンスタイルを始めとするビジネスカジュアルでも、スーツと同じような考え方で靴下を選ぶのが基本です。ただし、ビジカジスタイルはスーツスタイルよりも統一感がないコーディネートなので、その着崩し具合に合わせて靴下で遊んでも問題ありません。スーツコーデではNGとされている白い靴下も、ビジカジコーデならトラッド調のアクセントとして着用可能。反対に、靴下の色をパンツかシューズと揃えると、統一感が補完できて足元が引き締まって見えます。
応用テクニックを駆使! ソックスでレベルアップしたビジネススタイル実例集
無地の定番的な靴下を合わせたスーツスタイルは見たことがあっても、柄物の靴下でさり気なく個性を加味したスーツスタイルは見たことはないかもしれません。だからこそ、そんなコーディネートが着こなせるとかなりおしゃれに映ります。お手本を披露しつつポイントを解説しますので、ここでイメージをつかんでください。(冒頭でも紹介した通り、今回のコーディネートではデザイン性と機能性を併せ持つソックスブランド〈OLENO〉の靴下を使っています。)
グレーとブラウンを軸にした「こなれ感」あるスーツスタイル
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シャツ / SOLVE オーダーシャツ(ホワイト) 詳細・購入はこちら
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スーツ / SOLVE オーダースーツ(グレー) 詳細・購入はこちら
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ネクタイ / SOLVE ネクタイ(ブラウン×ホワイト) 詳細・購入はこちら
スーツスタイルで重要な統一感を「カラーリング」で表現したコーディネート。グレーのスーツに白いシャツを合わせたスタンダードなコーディネートをベースにしつつ、小物をブラウン系で揃えて統一感を生み出しています。革靴のブラウンやネクタイのオレンジブラウンはスーツスタイルでもよく見るカラーですが、靴下のブラック×オレンジは意外性のある配色。ストライプ柄がネクタイと連動し、品良く個性を主張しています。
ソックスのラインを際立たせた「アクティブ」なスーツスタイル
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シャツ / SOLVE オーダーシャツ(ピンク) 詳細・購入はこちら
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スーツ / SOLVE オーダースーツ(ネイビー) 詳細・購入はこちら
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ネクタイ / SOLVE ネクタイ(ネイビー) 詳細・購入はこちら
こちらはネイビーを基調にした典型的なスーツスタイルがベース。ネイビーのソリッドタイを合わせてクールにまとめています。ホワイトやサックスブルーのシャツを合わせると極めてオーソドックスなコーディネートですが、ここではピンクのシャツを選んで少しアレンジ。シャツと連動させたピンク×グレーのストライプ柄ソックスでも個性を上乗せしています。足元のスパイスがスポーティなムードも感じさせるアクティブな印象のスーツスタイルです。
ブルー系×ホワイトで築いた「爽やか」なセットアップスタイル
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Tシャツ / SOLVE 仕事Tシャツ(ホワイト) 詳細・購入はこちら
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ジャケット / SOLVE 楽ジャケ(ネイビー) 詳細・購入はこちら
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スラックス / SOLVE 楽スラ(ネイビー) 詳細・購入はこちら
このコラムでもおなじみの「楽ジャケ」×「楽スラ」のセットアップが軸です。そのネイビーに合わせてダークグレー×ブルーの靴下を選び、ブルー系コーディネートのベースを整備。インナーの「仕事Tシャツ 変形モックネック 長袖」とローテクスニーカーで白を差し、クリーンなイメージもプラスしています。ちなみに、〈SOLVE〉の「楽ジャケ」と「楽スラ」はストレッチ性と吸水速乾性が抜群。〈OLENO〉の靴下はエクストラファインメリノウールを使ったハイゲージニット製で、コットンの2倍、ポリエステルの40倍もの吸湿性を備えています。見た目だけでなく着心地も爽やかなコーディネートです。
インナー&ソックスまで統一した「軽妙洒脱」なセットアップスタイル
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ニット / SOLVE 仕事ニット(ライトグレー) 詳細・購入はこちら
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ジャケット / SOLVE 楽ジャケ(ベージュ) 詳細・購入はこちら
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スラックス / SOLVE 楽スラ(ベージュ) 詳細・購入はこちら
明るいトーンのセットアップを使えば軽妙洒脱なビジネスコーデを築くのも簡単。ここで選んでいるのはベージュの「楽ジャケ」&「楽スラ」です。明るめのセットアップに白いTシャツを合わせるとチープな印象になることもありますが、それを避けるためにここではニットをセレクト。ライトグレーの「仕事ニット 半袖」を選び、全身を明るいトーンでまとめています。さらに、靴下もグレー基調を選んでリンク。黒のラインで描いたストライプ柄がシャープな差し柄として効いています。すべてのアイテムを注目のニュアンスカラーで揃えているため、どこから見てもこなれた雰囲気です。
小物の連携で品位をキープした「個性派」のスーツスタイル
ダブルブレストのオーダースーツはクラシックな風格が魅力。その特徴を損なわずにカジュアルダウンしたお手本のコーディネートです。まず、インナーにTシャツではなくニットを選んでいるのがポイント。「仕事ニット 変形モックネック 長袖」の上質感で風格を保っています。さらに、小物類をブラウンで連携しているのもポイント。ブラウンスエードのローファー、ブラウン系グレンチェックのポケットチーフ、ブラウン基調の千鳥格子柄2種類を組み合わせた靴下をカラーでリンクし、落ち着きをキープしながら遊び心のあるアクセントを加えています。
まとめ
実際のコーディネート例を見てみたら、スーツスタイルでも靴下で個性が演出可能と納得できたのではないでしょうか? 「条件をクリアした靴下」さえ選べば、足元にアクセントをプラスするのは難しくありません。ビジネススタイルにおいては軽視しがちな靴下だからこそ、きちんと活用して周囲と差をつけましょう。
SOLVE公式サイトのご案内
SOLVEでは、はじめてオーダーシャツ(オーダースーツ及びカスタムオーダーTシャツも含む)をご購入されるお客様向けに採寸や試着サービスを用意しております。
青山本店で実施中の「来店採寸サービス」では、採寸のほか販売中の生地サンプルや襟、カフスなどのパーツ見本をご覧いただけます。
またお気に入りのシャツをお送りいただければ、採寸結果をメールでご案内する「シャツ採寸サービス(現在送料無料キャンペーン中)」を行っております。オーダーシャツはお届け後30日以内の場合、初回お直しが無料なのでお気軽にお試しください。
青山本店ではその他Tシャツやセットアップなど販売中の製品を展示しており、ご試着も可能ですのでお気軽にお問い合わせください。
【参考】無料で利用できるおすすめガイド
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