40代のメンズが同窓会コーデを組む前に確認すべき2つのポイント

同窓会は全員がほぼ同じ年齢のはずなのに、若く見える人と老けて見える人に大きな差があります。要因はいろいろありますが、その1つは「服装」でしょう。ただし、単純に若作りすれば良いわけではなく、年齢に合ったコーディネートを築くことが大切です。

そこで今回は、40代におすすめしたい同窓会向けの服装を解説！ アイテムやスタイリングを考える前に確認しておくべき2つのポイントからレクチャーします。

ドレスコードは指定されていないか

顔なじみばかりが集まる同窓会とはいえ、ドレスコードが指定されているケースもあります。ドレスコードの確認を怠ったがために、会場で浮いてしまったり出席を断られたりする可能性もあるので、必ず確認するようにしましょう。同窓会の案内が書面や文面で届いている場合は、どこかに書いてないかチェック。電話だけで誘われた場合も、油断せずにドレスコードや服装について確認するのがおすすめです。

同窓会の会場はどこか

ひとえに同窓会と言っても、その雰囲気は千差万別です。どんなムードの会なのかを推し量るキーポイントとなるのが「会場」。ホテルの宴会場なら少しフォーマル、居酒屋ならカジュアル、上品なレストランなら中間的なスマートカジュアルという具合に、簡単に推測できます。会場のテイストや規模に合わせてコーディネートを決めれば悪目立ちせず、取り返しのつかないミスは避けられます。どんな会場なのかは早めに確認しておくのがベターです。

40代メンズの同窓会コーデの基本

同窓会の服装は、ドレスコードや会場の雰囲気に合わせたコーディネートを築くことが大切です。ただし、それ以前に40代に相応しい服装のベースを押さえておく必要もあります。同窓会だけでなく、普段のコーディネート作りでも基本となるため、ここで挙げる3つポイントを常に意識するようにしましょう！

シンプルかつ上品に仕上げる

大人のコーディネートは、シンプルなアイテムを組み合わせて品良くまとめるのが大原則。ワンポイントでブランドのロゴが入っている程度ならまったく問題はありませんが、大きなロゴやプリント、存在感のある柄、ハードなダメージ加工などは避けたほうが無難です。

また、ジャストサイズ〜適度に大きめくらいのサイズ感も上品に見せるための大切なポイント。体型が変わっているのに若い時のアイテムを着て窮屈に見えたり、体型を隠すために大き過ぎるアイテムを選んでダラしなく見えたりするような事態は避けるべきでしょう。個性を主張したい場合は、小物でさり気なく違いを見せる程度が大人にはちょうど良いバランスです。

季節に合わせた素材を選ぶ

年齢に関わらず、タイムリーな季節感を取り入れるとおしゃれな印象はアップ。とくに素材感や生地感は重要です。

例えば秋冬なら、温かみのあるウールやカシミヤなどの素材、ニットやコーデュロイといった生地を選ぶだけで、季節感が高まっておしゃれに映ります。

また、春夏なら、涼感のあるリネンやコットンなどの素材、鹿の子やシアサッカーといった通気性に優れる生地を活用するのがおすすめです。

落ち着いた色で大人っぽさを演出する

色もコーディネートの印象を左右する重要なポイントです。大人に相応しい落ち着きのある色をベースにするのが基本。ダークトーンやブラックを軸にすれば自ずと落ち着きのある大人っぽい印象にしあがります。

その上で、差し色として定番カラーや定番柄を全体の1割ほど取り入れる分にはまったく問題ありません。暖かい春や暑い夏は、コーディネートがブラックばかりだと暑苦しい印象になりやすいため、爽やかさを感じさせるネイビーを上手に活用するのがおすすめです。

40代メンズの同窓会コーデに取り入れたいアイテム5選

40代に適した大人な装いは、シンプルで上品な定番アイテムを選んでコーディネートを築くのが定石です。スタイリングで使用すべきアイテムをピックアップして紹介するので、この5点を中心にコーディネートを組み立ててみてください。どのアイテムを着用するにしても、オーセンティックでシンプルなデザインと、落ち着きのあるカラーが揃えば、大人っぽさは自ずと漂います。

テーラードジャケット

大人のコーディネート作りに不可欠なのが「テーラードジャケット」です。とりあえず羽織れば落ち着いたムードが演出できるのが大きな魅力。当然ながら、同窓会にも最適です。

フォーマルな会場ならスーツでも構いませんが、スーツのジャケットを単体で流用するのはNG。ビジネススーツのジャケットと、単体での着用を想定したジャケットでは、着丈などのバランスが異なっているからです。セットアップのジャケットは、単体で着ることも想定しているので大いに着回しましょう。

ビジネスシーンとは異なるカジュアル感、こなれ感を演出したい場合は、肩パッドなどを省いたアンコンジャケットが最適。ストレッチが効いた生地なら、着心地も快適です。

スラックス

大人っぽい落ち着いたムードを演出するのに適したパンツと言えば「スラックス」です。スラックスとは、ビジネススーツのパンツと同じ仕様のパンツだと思って間違いありません。ただし最近は、ウエストにゴムが入っていたり、腰周りのサイズが調整できたり、ストレッチ素材を使っていたりと、イージーパンツの仕様を取り入れたスラックスが増えていて、イージースラックスなどと呼ばれています。見た目は上品で穿き心地は快適なので、40代にもおすすめです。

スラックスの定番カラーであるグレー、ネイビー、ブラックあたりなら、どんなコーディネートにもマッチ。定番カラーの無地を採用した上品な面持ちのスラックス類は、40代の男性なら1本は持っておきたい必需品と言えます。簡単に大人っぽくまとまるので、同窓会でもスラックス類は重宝します。

カーディガン

1枚あると何かと便利なのがカーディガン。シンプルなデザインを選べば、気軽に羽織るだけでコーディネート全体が上品にまとまります。

さらに、ハイゲージニットの薄手なタイプなら、インナーとしても活躍。ジャケットの下にもコートやブルゾンの下にも使えて便利です。同窓会の会場が広い場合は、室温が意外と低いケースもあるため、温度調整用としてカーディガンをバッグに入れておくのもおすすめです。

セットアップ

ジャケットとスラックスはそれぞれ大人のコーディネートの必需品なので、どうせなら両者一緒にセットアップで揃えておいたほうが合理的です。

アンコンジャケットとイージースラックスの組み合わせなら、ビジネススーツとは異なるリラックス感がありながら、統一感が落ち着いたムードも感じさせておしゃれです。大人の同窓会にぴったりのコーディネートが気軽に築けるので、セットアップを活用するのもおすすめです。

ニット

ジャケットやセットアップのインナーはTシャツが定番ですが、そのTシャツをニットにするだけで大人っぽいムードが一気に高まります。もちろん、上質感がある生地のニットを選ぶのが大切なポイント。ウールやカシミヤを使ったハイゲージのニット生地を選ぶのがおすすめです。

季節によっては首周りの防風性や保温性が高められるモックネックやタートルネックが重宝。ネックに高さがあると落ち着いたムードも高まります。上質感のあるニットなら、季節によってコーディネートの主役に抜擢してもOK！

40代メンズの同窓会コーデ集

40代の同窓会コーデに関する基本的なポイントと選ぶべきアイテムがわかったら、あとはコーディネートとして組み立てるだけ。典型的な4パターンのコーディネートを紹介するので、参考にしながら同窓会に着ていく服装をイメージしてみてください！

大人の定番ジャケットスタイル

スタンダードなジャケパンスタイルがベースのコーディネートです。ネイビーのジャケットにグレーのスラックスを合わせる着こなしやビジネスカジュアルの定番でもありますが、インナーをTシャツ、足元をローファーにすることで適度にカジュアルダウンしているのがポイントです。オーソドックス過ぎて物足りない印象がある場合は、ポケットチーフで華やかさを加味するのがおすすめ！

シンプルニットコーデ

上質感とカジュアル感を兼ね備えるニットは、シンプルに着こなすだけで大人っぽくておしゃれなコーディネートに仕上がります。ニットならではの生地感が、こなれ感や温かみを振りまいてくれるのもポイントです。

このコーディネート例では、グレーのグラデーションでコーディネートを構築。チャコールグレーのタートルネックニットにグレーのイージースラックスを合わせ、都会的なカジュアルスタイルに仕上げています。足元は、スニーカーより上品で紐靴よりもカジュアルなローファーがぴったりです。

高級レストラン・ホテル向け上品コーデ

ホテルの宴会場や高級レストランなどで催される少しフォーマルな同窓会では、スーツやそれに近いセットアップを着用するという手もあります。ビジネスシーンのスーツスタイルままで参加してしまうと無粋に映ってしまうため、適度にカジュアルダウンするのがおすすめです。

例えば、シャツやポロシャツを使ったノータイスタイルでまとめれば、自ずとカジュアルダウン。このお手本では、ネイビーのポロシャツを着用しています。ビジネスシーンのスーツスタイルでは白や淡いトーンのシャツが多いため、ダークなインナーを合わせるだけで違った雰囲気が演出可能。ネイビーのポロシャツが引き締め役も担っています。また、ポケットチーフで華を添えているのもポイント。チーフのドット柄とポロシャツの白いボタンとさり気なくリンクしているのもおしゃれです！

居酒屋向け大人カジュアルコーデ

いつものメンバーで居酒屋に集まるような少人数の同窓会なら、カジュアルなコーディネートでまったく問題ありません。この実例のように、フーディー（パーカー）を活用したコーディネートもそんなシーンの定番スタイルです。

インナーはTシャツ、足元はスニーカーと、カジュアルなアイテムばかり選んでいるのにどこかスタイリッシュなのは、シンプルなデザインばかりを選んでいるから。また、上品な面持ちのイージースラックスでさり気なく下半身を引き締め、大人な品格もさり気なくプラスしています。さらに、グレー、ホワイト、ブラックと、全身をモノトーンで揃えてシックにまとめているのもポイントです。

40代メンズ同窓会コーデのNGポイント

40代の男性が同窓会で着るべきコーディネートの基本についてはここまで解説してきた通り。定番的なお手本も披露しましたが、誤解しているポイントもありそうなので、改めてNGポイントにも触れておきます。ここで挙げるポイントに気をつけながら、シンプルで清潔感のある上品なカジュアルスタイルで同窓会に臨みましょう！

ビジネス仕様のスーツスタイル

フォーマルな会場での少しかしこまった同窓会なら、スーツも選択肢に入れましょう。ただし、仕事着として着こなしているビジネス仕様のスーツスタイルをそのまま同窓会に持ち込むのは考えもの。なぜなら、その服装はあくまで仕事着だからです。

同窓会では、適度に着崩してオフのコーディネートとして着こなすのが正解です。それが難しいなら、ビジネススーツは避けておいたほうがベターです。

カジュアルすぎるアイテム

カジュアルなアイテムが必ずしも大人に似合わないわけではありませんが、大人っぽい落ち着きが損なわれるのは確かです。無理して若作りしているように見えては「イタい大人」に映ってしまうので、年相応のアイテムを選んで大人っぽく着こなすのがおすすめ。大人っぽく着こなす自信がない限り、カジュアルすぎるアイテムをコーディネートに組み込むのは避けましょう。

カジュアルすぎるアイテムの具体例としては、大きなロゴやプリント、派手なカラー、ハードなダメージ加工やユーズド加工、肌の露出が多いデザインのアイテム。大人っぽく着こなす自信はありますか？

サイズが合っていない

例えシンプルで上品なアイテムを選んでいたとしても、サイズが合っていないとすべては台無しです。40代がやりがちなのは、体型が変化しているにも関わらず、それを認めず20〜30代と同じサイズを選んでしまうパターン。その場合、お腹周りなどが窮屈になって体型が強調され、むしろて老けて見えることさえあります。

かといって、体型を隠すために大き過ぎるサイズを選んでしまうと、ルーズ、だらしない、若作りなどの印象を与えるがちです。ジャストサイズか、適度に余裕がある程度のサイズを着こなすようにしましょう。

汚れやシワが目立つ

同窓会や40代に限ったことではありませんが、汚れやシワが目立つ状態のコーディネートにメリットはないと考えてください。万が一、洗いざらしのシワ感があるほうが、こなれ感が出てカッコいいなどと考えているかとしたら、すぐにでも改めるべき。それはフレッシュな若者だからこそ成り立つ演出です。

同窓会は同級生の知り合いが集まる会とは言え、文化が異なる業界や職業の人、久しぶり過ぎて初対面に近い人などもいるため、好印象を与えるように心がけるのがおすすめ。そのためには、不潔な印象を避けるのが原則で、汚れやシワはできる限り目立たないようにするのが定石です。

40代メンズの同窓会コーデに関する3つのよくある質問

最後は、40代の同窓会ファッションに関するよくある質問を紹介し、しっかり回答して締めくくりとしましょう。これまで解説してきたポイントを押さえておけば、答えはわかるはずですが、おさらいの意味でも改めて確認してみてください！

同窓会はスーツで参加すべき？

原則としては、同窓会ではスーツは着用すべきではありません。なぜなら、慣れていないとオフのコーディネートとして上手に着崩すのが難しいからです。

なぜかビジネスシーンのスーツスタイルが大人の万能服だと思っている40代も多いようですが、それは完全に勘違いです。TPOに合わせた服装をするのが大人の嗜みだと覚えておいてください。その意味ではフォーマルな同窓会ではスーツも適していますが、その場合もビジネスシーンとは異なるアレンジを加えるべきです。大半の同窓会では、スーツではなくシンプルで上品なカジュアルスタイルで臨むのが正解となります。

居酒屋でのプチ同窓会の服装は？

カジュアルな居酒屋などで顔馴染みの少人数のみで集まるような同窓会は、気兼ねない格好で参加してもまったく問題はありません。同窓会というよりはいつもの飲み会というニュアンスに近いので、いつもと異なるコーディネートで出向くほうが不自然に思われるでしょう。

仕事帰りならスーツのまま参加しても問題はありません。要するに、そこまで服装に気を使う必要はないのです。もちろん最低限のマナーは不可欠で、親しい仲だとは言え不要な不快感を与えないように清潔な服装にするのは大人としての常識です。

ホテルで行われる同窓会の服装でNGなのは？

ホテルをはじめとするドレスコードがあるような会場の場合、カジュアル過ぎる服装では入店を許されないケースもあります。具体的なアイテムとしては、Tシャツ、タンクトップ、ショートパンツ、サンダルなど、肌の露出が多くラフな印象が強いアイテムは基本的にNGだと考えましょう。

当選、ジャケットを羽織るようなスマートカジュアルなら問題はありません。インナーはシャツやポロシャツなど、襟付きの上品なタイプを選ぶのがベターです。いずれにしても、会場や同窓会のドレスコードを確認してから実際のコーディネートを考えるようにしましょう。

まとめ

40代の男性が同窓会で選ぶべきコーディネートを解説してきましたが、そう難しい話ではありません。シンプルな上品なアイテムを選び、スマートカジュアルにまとめれば汎用性は抜群。たいていの同窓会で悪目立ちすることはありません。

実はそうしたアイテムこそ〈SOLVE（ソルブ）〉の得意とするところ。高機能なアンコンジャケットやセットアップをはじめ、40代の男性が着回しやすいアイテムが揃っています。

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