メンズオフィスカジュアルにジャケットを取り入れるメリット
自社の職場内のみに対応するオフィスカジュアルは、ビジネススタイルの中でもっともカジュアルなドレスコードです。とはいえ、仕事着であることが大前提。同僚に不快感を与えたり、来訪者にネガティブな印象を与えたり、会社の評価を下げたりするようなことのない服装である必要があります。
そこで活用したいアイテムが「ジャケット」。あらゆるビジネススタイルにおいて定番のアイテムではありますが、自由度の高いオフィスカジュアルにおいても活用すべきアイテムです。まずは、オフィスカジュアルでジャケットを取り入れる利点を解説しましょう!
フォーマル感とカジュアル感のバランスが取れる
ビジネスシーンに適した上品なテーラードジャケットが1着あると、ジャケットを重ねるだけでフォーマル感がアップします。カジュアルなアイテムが多いコーディネートでも、ジャケットさえあればビジネススタイルとして最低限の品位が確保でき、バランスが整うのです。
ビジネススタイルの中でも自由度が高いオフィスカジュアルだからこそ、ジャケットを活用することでフォーマル度やカジュアル度の調整がしやすく、コーディネート作りのハードルが下がります。
着回し力が高く、コーデの幅が広がる
ジャケットは、カジュアルからフォーマルまで大人のコーディネートに欠かせないアイテム。それだけ汎用性が高く、着回しやすいという特徴も備えています。
当然ながら、オフィスカジュアルのコーディネートを築く際にも重宝。ジャケットがあるかないかの違いだけでも、コーディネートの幅は2倍に広がります。ジャケットを活用すると着こなしのバリエーションが一気に拡大するので、活用しな手はないでしょう。
TPOに合わせた調整が可能
ビジネス仕様の上品なテーラードジャケットさえあれば、不意な来客や緊急の会議など、突発的にフォーマル感のある服装が求められるような事態になっても安心。ジャケットを羽織るだけでフォーマル度が高められ、それなりに対応できるからです。
ジャケットが不要になったら脱げば良いだけ。脱いだ開放感からリラックスでき、作業に集中しやすくなる効果もあるかもしれません。
もしもフォーマル度の高い服装が必要な日だとわかっているなら、最初からジャケットを軸にしたコーディネートで臨むのが最善策です。
メンズオフィスカジュアルのジャケットの選び方
オフィスカジュアルに適したジャケットといっても多種多様。何を選べば良いかわからなくても無理はありません。そこで、「素材」「ディテール」「シルエット」「色」という4つの要素から、オフィスカジュアルに適したジャケットの選び方を解説します。ここで挙げるポイントさえ押えれば、後悔しないジャケット選びができるはずです。
素材
ビジネスシーンのジャケットと言えば、素材はやっぱり「ウール」が主流です。ただし、オフィスカジュアルでは少しくだけた印象の生地でも問題ないため、コットンやリネンを使った生地も選択肢に。暖かい季節はとくに、コットンやリネンなどを用いた通気性の高い生地が重宝します。
さらに最近は、ポリエステルやナイロン、ポリウレタンなどの化学繊維を使った高機能なジャケットも増えています。ストレッチ性の高いジャケットは動きを妨げず、パソコン作業などもしやすいため、そうした機能面を重視してジャケットを選ぶという手もあります。
ディテール
オンのビジネスシーンで着用するジャケットは、オーセンティックなテーラードジャケットが王道。具体的なディテールとしては、「ノッチドラペル」「2つボタン」「フラップ付きのセットインポケット」「センターベント」か「サイドベンツ」を採用したジャケットが大定番です。細かく覚えるのは億劫かもしれませんが、簡単に言えばスーツのジャケットと同じ仕様を採用したジャケットが適しています。
ただし、スーツのジャケットをそのまま流用するのNG。スーツのジャケットは上下セットで着用するために作られているため、着丈が長めになっているなど、単体では着回しにくいバランスになっているからです。
また、オフィスカジュアルは自由度が高いため、ディテールが多少カジュアルなジャケットでも問題はありません。例えば、メタルボタンやパッチポケットが特徴的なブレザーでもOK。ディテールによってさり気なく個性を演出するという方法もあります。
シルエット
ビジネススタイルで着用するジャケットのシルエットは「レギュラー」が原則。標準的でジャストなサイズ感により、上品なコーディネートにまとめるように意識しましょう。ただし自由度の高いオフィスカジュアルに限っては、少しゆったりしたシルエットも許容範囲。腕などが動かしやすくなり、デスク作業などしやくなるのであれば、適度に余裕のあるシルエットを選ぶのもおすすめです。
反対に、細身のシルエットは選ばないほうがベター。モードでスタイリッシュな雰囲気が演出できますが、それ以外のメリットはほとんどありません。窮屈な印象を与えたり、動きにくくなったりするデメリットのほうが大きいと考えてください。
色
オフィスカジュアルのジャケットも、「王道カラー」を選ぶのが基本です。もっとも着回しやすさが高いのは「ネイビー」。品位、落ち着き、冷静、誠実、爽やかさ、清潔感といったイメージを備えていますが、どれもビジネス上の好印象につながります。
また、「グレー」も王道カラーで、汎用性の高さが魅力。着こなし次第で、都会的、スタイリッシュ、常識的、安心感といった印象が演出できます。
さらに「ブラック」や「ブラウン」といった選択肢もあります。メンズファッションの定番カラーであれば、オフィスカジュアルのジャケットで取り入れて問題ありません。
少し個性がほしい場合は、「ベージュ」や「カーキ」もおすすめ。そうしたアースカラーは少し意外性があり、こなれ感や温かみなどが演出できます。
おすすめのメンズオフィスカジュアルジャケット12選
ビジネスシーンで着用できるジャケットに限定しても、細かく見るとバリエーションはかなり豊富です。「〜ジャケット」という呼び名にもいくつか切り口があり、何をどう選んで良いのか戸惑ってしまっても当然でしょう。そこで、オフィスカジュアルにおすすめのジャケットを網羅して紹介します。「1」〜「7」は素材別のジャケット、「8」〜「12」はデザイン別のジャケットの種類です。
1.ウールジャケット
ウールと聞くと真っ先にニット類を思い浮かべるかもしれませんが、上質なスーツの生地にもウールが使われています。逆説的に言えば、ウールを使ったスーツ地に近い生地を使ったジャケットは「上質感たっぷり」。ビジネススタイルを格上げしてくれます。
ウール混の生地はソリッドで艷やかなほどよりフォーマルな印象に、毛羽感や風合いを生かした生地はカジュアルな印象になるものです。オフィスカジュアルのテイストに合わせるなら、適度にカジュアルな生地のほうがマッチしやすい傾向にあります。
2.コットンジャケット
コットン素材を使った生地はタッチが「軽やか」。ジャケットに関しては、ソフトな触感と高い通気性を生かして春夏用のアイテムによく用いられています。
そんなコットンジャケットは、カラーバリエーションの多さも大きな魅力。ベージュやホワイトを始めとする明るいカラーが数多く揃っているので、コーディネートを軽快にまとめたい時に重宝します。
ただし、明るいカラーはシワが目立ち、コットンを使った生地はシワが入りやすいという特性もあります。シワが入ったらこまめにケアするか、防シワ加工などが施されたイージーケアな生地を選ぶのがおすすめです。
3.リネンジャケット
リネン素材の最大の魅力は、何と言っても優れた「通気性」です。だからこそ、春夏用のジャケットでは定番の素材となっています。
シワになりやすいという特徴もありますが、だからこそあえてナチュラルなシワを活かし、こなれたムードを醸出するように計算したジャケットも珍しくありません。とはいえ、シワがあるほどカジュアル感は高まるため、ビジネスシーンにふさわしい品位とのバランスを考慮しながらリネンジャケットを選ぶようにしましょう。
リネンを用いながら、ウールやシルク、レーヨンといった素材を組み合わせることで、上品かつ扱いやすく仕上げたジャケットもたくさんあります。最初はそうした使いやすいタイプから着こなしてみるのがおすすめです。
4.ポリエステルジャケット
化学繊維であるポリエステルがメインの生地を使ったジャケットも最近は増えています。その主な理由は、「イージーケア」や「耐久性」といった実用面が優れているから。高い「機能性」を備えた生地も多く、吸湿性、速乾性、通気性、防シワ性など、さまざま効果が望める生地があります。賢く活用するとかなり快適なので、機能面をチェックしてみてください。
ポリエステルを使った生地のジャケットはひと昔前までチープな印象がありましたが、最近は上質感のある生地も増えています。妥協せず、実用性と上質感を両立した理想的な1着を探してみてください。
5.ツイードジャケット
ツイードとは、ウールを使った紡毛織物の生地のこと。羊毛の長さを揃えず、太く粗い糸をそのまま紡いだ生地なので、「素朴な風合い」で「厚み」があり、「保温性が高い」のも特徴です。そうした質感に加えてネップ感があり、さらにヘリンボーンやチェックなどの柄物が定番。表情が豊かなのもツイードの個性になっています。
そのため、ツイード生地のジャケットは少しカジュアルな印象になります。ただし、スコットランド発祥ならではの伝統的なムードも感じさせるため、ビジネスシーンにも取り入れやすいのがポイント。秋冬シーズンのオフィスカジュアルで少し変化がほしいときにはうってつけです。
6. デニムジャケット
ビジネスシーンではデニム素材のパンツは避けたほうが無難ですが、加工感のないタイプを品良く穿きこなすなら着用できる可能性は高まります。ジャケットに関してもそれは一緒。ソリッドな生地感のデニムジャケットなら、オフィスカジュアルで認められる可能性は高くなるはずです。ただし、会社や職場の規則、周囲の暗黙知を確認するなどして、デニムジャケット着用の可否は必ずチェックするようにしてください。
ジャケットがデニム生地というだけで「こなれ感」が広がり、おしゃれな印象になるのが大きな魅力。定番カラーのインディゴブルーは着回しやすさも抜群です。もしも職場で着用が許されるなら、活用してみてください!
7.ニットジャケット
ニット生地を使ったジャケットがニットジャケット。ニット生地にもいろいろと種類がありますが、オフィスカジュアルのジャケットで取り入れられるのは目が細かくで上品な表情のニット生地です。それでもニット特有の「ソフトな触感」や「ストレッチ性」は感じられますので、ノンストレスな着心地をもたらしてくれます。
ニットジャケットは芯地などを省いたアンコン仕立てが大半。見た目もリラクシングでカジュアルです。その印象が周囲から浮かないようであれば、ニットジャケットも活用してみましょう。
8.テーラードジャケット
テーラードジャケットとは、上品な仕様の「注文仕立て風ジャケット」全般を指します。スーツのジャケットもテーラードジャケットの一種。ビジネスシーンでの「ジャケット」は一般的に、この「テーラードジャケット」を意味すると思ってください。
テーラードジャケットの中でも種類はさまざまで、肩パッドや芯地を使った構築的で立体的な仕立てもあれば、芯地などを省いてソフトで非構築的に仕立てた「アンコンジャケット」もあります。ただし、テーラードジャケットという時点で面持ちは「上品」。オフィスカジュアルで選ぶテーラードジャケットとしては、少しリラックスできて作業もしやすいアンコンジャケットがおすすめです。
9.ブレザー
もともとはスポーツをする際の制服だったブレザー。そのため、スポーツジャケットなどと呼ばれることもあります。
テーラードジャケットよりも「軽量」で「スポーティー」な作りが特徴。ディテールとしては、メタルボタンとパッチポケットがトレードマークで、適度なカジュアル感を醸してくれます。
エンブレムが付いたデザインも定番ですが、装飾的な印象があるためビジネスシーンでは避けたほうが無難。また、ストライプ柄も定番ですが、若々しいイメージが強くなるため、ビジネスシーンでは無地を選ぶのがベターです。定番カラーのなかでもコーディネートしやすいネイビーから着こなしてみてください!
10.カントリージャケット
カントリージャケットはその名の通り、「カントリーテイスト」のジャケットの総称です。ツイードをはじめとする素朴な風合いの生地を使っているのが特徴的。さらに、パッチポケット(アウトポケット)やフラップ付きの胸ポケットといったディテールも象徴的です。
アウトドアのスポーツ用ジャケットをベースにしているのが一般的で、ハンティング用に生まれたノーフォークジャケットもカントリージャケットの一種と言えます。いずれにしても、テーラードジャケットよりも少しカジュアル。だからこそ、オフィスカジュアルとも好相性です。
11.サファリジャケット
カントリージャケットよりもさらにカジュアルなのがサファリジャケット。その名の通り、狩猟や旅行のために「機能性」を重視して考案されたアウターです。
また、ラペル(下襟)がないシャツ型のジャケットなので、かなりカジュアルな印象。デザインの特徴としてはミリタリージャケットにも近い仕様です。
正統派のオフィスカジュアルからは外れるからこそコーディネートがアレンジできますが、カジュアルな印象に。そのため、規則違反にならないか、周囲から浮かないかを十分に検討してから取り入れるようにしましょう。
12. ハイブリッドジャケット
最近はカテゴライズが難しいハイブリッドなジャケットも増えています。個性的なデザインのジャケットであっても、全体としてテーラードジャケットに近い大人なムードで、派手すぎたりラフすぎたりする印象もなければ、オフィスカジュアルに取り入れても問題はありません。
実際に着こなす際は、デザインが独創的なほど、ダークトーンを選んで落ち着いた印象を補うのがおすすめ。そうすることでビジネスシーンでも着用しやすくなります。ただし、基本的には上級者向けのアイテムなので、着こなす自信がないくらいなら正統派のテーラードジャケットを選ぶのが賢明です。
メンズオフィスカジュアルジャケットのコーディネート例
オフィスカジュアルのコーディネートにジャケットを組み込むイメージはできたでしょうか? ここではさらにイメージの解像度を上げるため、ジャケットを使ったオフィスカジュアルの実例を解説します。4つのパターンを紹介するので、自分の個性や職場のドレスコードも考慮しつつ、気になるスタイリングはすぐにでも実践してみてください!
ジャケット×シャツ×チノパンの定番コーデ
オフィスカジュアルのベースはやっぱり、ジャケットを使ったジャケパンスタイルです。パンツの定番的な選択肢はスラックスかチノパンですが、適度なリラックス感やカジュアル感を出したい場合はチノパンを選びましょう。その一方で、インナーにシャツを選べば気持ち上品なムードに導くことができ、全体としてのフォーマル感が調整できます。
ジャケットはネイビー、チノパンはベージュ、シャツは白かサックスブルーが定番カラーですが、ビジネススタイルの定番色さえピックアップすれば組み合わせは自由。ベージュのジャケットに黒いチノパンを合わせるなど、色の配置を変えるだけで新鮮味が演出できます!
ジャケット×Tシャツ×ジーンズのカジュアルコーデ
ジーンズはNGという職場もありますが、オフィスのドレスコードがカジュアル化しているのに伴い、ジーンズを許容している職場も増えています。ただし、認められているとしても、仕事着としての品位は確保するのがマナー。加工感が少ないダークトーンのジーンズを選んで品良くまとめましょう。
ジャケットを合わせることで品格をプラスするのが重要なポイント。足元もスニーカーではなく、ローファーなどのレザーシューズを合わせて品位を高めるのがセオリーです。
この実例では、ジャケット&パンツのメインアイテムをネイビーで揃えつつ、白いTシャツを差して清潔感や軽快感もプラス。シンプルなコーディネートで物足りなく感じた場合は、ポケットチーフを差して華やかなアクセントを加味しましょう。
ジャケット×ニット×スラックスの上品コーデ
現代的オフィスカジュアルの王道スタイルは、ジャケット×スラックスにTシャツを合わせてカジュアルダウンした着こなし。すでにそんなコーディネートを日常的に活用しているかもしれませんが、少し上品にアレンジしたい場合は、インナーをニットに差し替えるのがイチ押しです。Tシャツに近いリラックス感は引き継ぎながら、ニット生地ならではの上質感がプラスできます。
Tシャツは白か黒が定番なので、ニットらしいカラーを選んで新鮮味を強調するのもおすすめ。このコーディネート例のように明るいトーンのベージュなどをセレクトすると、ニットの生地感が引き立ち、上質感も際立ちます。
ジャケット×ポロシャツ×ショートパンツの夏コーデ
ショートパンツはビジネスシーンにおいて原則NG。クールビズでさえ推奨されていませんが、職場によってはオフィスカジュアルとして許されているケースもあります。そして、ラフなショートパンツを穿く時こそ、ジャケットを合わせて品格をプラスし、ビジネススタイルとしてのバランスを整えるのが賢明です。
ジャケットのインナーも、上品な襟付きのトップスが適任。その中でも涼しく過ごせるポロシャツを合わせるのがイチ押しです。ポロシャツはカラバリが豊富ですが、白、黒、ネイビーあたりの定番カラーから選んで上半身を品良くまとめましょう。
ショートパンツも定番カラーの無地に徹するのがおすすめ。丈が短いというだけでかなりラフな印象なので、他の要素はできる限り上品にして大人なバランスに調整するのがセオリーです。
メンズオフィスカジュアルジャケットの着こなしのポイント
オフィスカジュアルでジャケットを着こなすためのポイントもまとめておきましょう。ビジネスシーンにふさわりい品格を確保するため、ジャストサイズ、レギュラーシルエットを選ぶのが基本。多少の余裕があっても問題はありませんが、品位を損なわない程度のサイズ感を選ぶようにしましょう。その上でここに挙げる4つのポイントを実践すれば、社会人としておしゃれにジャケットが着こなせるはずです。
ジャケットの着丈とパンツのバランスに注意する
ビジネススタイルのジャケットといえば、スーツのジャケットが代表格、ただし、スーツではない服装にスーツのジャケットを流用するのはNGです。なぜなら、スーツは上下セットで着用するのが前提で、ジャケットの着丈が少し長めに設定されているから。単体で流用すると、着丈が長くて野暮ったい印象になったり、サイズが合っていない印象になったりしてしまいます。
逆に言えば、上下がセットではない場合、ジャケットの着丈はやや短めにしたほうがスマートな印象になります。その場合、パンツのヒップ周りのシルエットが強調されるため、ダボつかないジャストサイズを選んでスマートに見せるのがおすすめです。
インナー選びで雰囲気を変える
オフィスカジュアルでジャケットを着用し、定番カラーのアイテムばかりを揃えると、コーディネートが代わり映えしないように思えるかもしれません。しかし、インナーで変化をつけると、意外と雰囲気は変わるものです。
同じシャツでも、カラーや襟型によって印象はかなり変化。その変化がわかるようになってはじめて、オフィスカジュアルを着こなせるようになったと言えるかもしれません。
もちろん、Tシャツやニットでよりリラクシングに着こなしてもOK。ジャケットでビジネスシーンに適した品位を確保しつつ、インナーでアレンジしてみてください!
小物使いでアクセントをつける
オフィスカジュアルでアクセントや個性を加味する方法は、他のビジネススタイルと一緒。小物によってさり気なくアクセントをプラスするのがおすすめです。
コーディネートのバランスや品位をキープしながら、ワンポイントを効かせるようなイメージ。ジャケット周りに関しては、ポケットチーフやネクタイでアレンジするのが定番です。オフィスカジュアルはノータイが基本なので、まずは胸ポケットにチーフを差すことからはじめてみてください。もっともシンプルで汎用性の高いTVフォールドで差しても、印象がかなり変わるはずです!
シーズンに合わせた素材を選ぶ
オフィスカジュアルに限ったことではありませんが、季節感を演出することでおしゃれな印象はアップします。コーディネートの主役であるジャケットの生地やカラーで季節感が打ち出せたらもっとも効果的です。
秋冬なら、ウール素材やツイード生地などで温かみを演出するのがおすすめ。ダークトーンを選べば、その重厚感が秋冬の雰囲気にマッチします。
春夏なら、コットン素材やリネン素材などで爽快感をアピールするのが有効。明るいトーンのジャケットを選べば、暖かい季節にぴったりの軽やかなイメージが広がります。
メンズオフィスカジュアルジャケットのお手入れ方法
ジャケットを着慣れていない人にとって気になるのは、ジャケットのお手入れ方法ではないでしょうか。そこで最後に、素材別にジャケットのケア方法を解説します。せっかくのジャケットも、ケアを怠ってシワや汚れなどが見えてしまうと、品格や清潔感を大きく損なってしまいます。ケアを習慣化して、ジャケットの魅力を最大限に活かせるようにしましょう!
ウールジャケットのお手入れ
ウールを使った生地のジャケットは、シーズンオフのクリーニングと日頃のケアを併用するのがおすすめ。とくに毎日のちょっとしたケアが大切なので、習慣化してしまうようにしましょう。日常的なケアは、3つの作業のみです。
まずは、脱いだらすぐに「ハンガー」に掛け、型崩れを防止します。肩周りの形状が崩れるのを防ぎたいので、ハンガーは人の肩に近い厚みがあり、立体的な作りのタイプが理想的です。
そして、「ブラッシング」によってホコリや汚れをかき出します。ジャケットをハンガーに掛けたついでに、上から下、下から上へと両方向からブラシをかけるのがおすすめ。丁寧なブラッシングは、毛玉の発生や虫食いの防止にもつながります。
最後に、「スチーマー」をあててシワを伸ばします。ブラッシングによって汚れを取ってからスチーマーをあてるのが基本。熱で汚れが定着しないようにするためです。スチーマーがない場合は、霧吹きや固く絞った濡れタオルなどでも代用は可能です。シワを伸ばし終わったら、カビが発生しないようによく乾かしてから収納するのが原則。夜にスチーマーを当てて朝に収納するなど、ルーティン化してしまえば苦にはなりません!
コットンジャケットのお手入れ
コットンジャケットの多くは家庭でも洗濯ができるため、こまめに洗うのがおすすめです。洗濯する際のポイントを解説しておきます。
まず、ジャケットのタグで「洗濯表示」を確認しましょう。洗濯桶のマークがある場合は洗濯機で洗えます。桶の中に手が描かれている場合は、手洗いや手洗いコースが可能という意味です。表示の細かい意味についても調べて、適切な方法で洗うのがおすすめです。
汚れが目立っている箇所は、洗濯前に「洗剤を直接つけておく」と効果的。また、洗濯ネットに入れることで、型崩れや不要なシワを防ぐのがおすすめです。
コットンはシワが入りやすいため、「脱水時間を短く設定する」のもポイント。脱水が終わったら、しっかりとシワを伸ばして干すのが基本です。
リネンジャケットのお手入れ
リネンのジャケットはシワが入りやすいため、「スチーマー」を使ってシワを伸ばすのがおすすめ。スチームが生地を通り抜けてしまってシワが伸ばしにくい場合は、裏側から「アイロンミトン」や「タオル」を当てると効果が高まります。また、温度に気をつけながら「アイロン」でシワを伸ばすのも効果的です。
洗濯する際はコットンジャケットと同じ要領で、タグの洗濯表示に沿って洗い、きちんとシワを伸ばして干すのが重要なポイントです。
ポリエステルジャケットのお手入れ
ポリエステル素材を使ったジャケットは、機能的でシワが入りづらいものが大半。そのため、お手入れも簡単です。
ただし、洗濯表示はしっかり確認しておくのがおすすめ。着用して汚れがついたら早めに洗うようにすると、汚れの定着を防ぐことができます。
まとめ
ビジネススタイルの中ではカジュアル度の高いオフィスカジュアルですが、ジャケットを活用する意味はあります。ジャケットにもさまざまな種類があるので、素材やデザインを上手に使い分けながら、オフィスカジュアルでもジャケットを着こなしてみてください。
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