メンズのオフィスカジュアルとは?
最近は、職場の服装規定を「オフィスカジュアル」にしている企業も増えています。オフィスカジュアルとは、主に社内を想定したビジネス仕様のカジュアルスタイルのこと。社外に出て人と会うことも想定したビジネスカジュアルより、さらにカジュアルでも許容されるドレスコードです。自由度が高くなり、選択肢も広がるため、おしゃれが楽しみやすくなる一方、コーディネートは少し難しくなります。シーズンによっておすすめのアイテムやコーディネートも変わるので、今回は季節を「冬」に絞ってオフィスカジュアルを解説します!
冬のメンズオフィスカジュアルのおすすめコーデ5選
具体的なイメージをつかんでもらうために、まずは実際のコーディネート例から紹介します。キーとなるアイテムを中心に組み立てた着こなしの実例を披露しますので、ぜひ参考にしてください!
ニットセーターとチノパン
チノパンツをはじめとするベージュ色のパンツは、さり気なく温かみを演出するのに最適。トップスにニットを合わせると、ウォーム感が高まり、冬らしいオフィスカジュアルが完成します。
ニットはクルーネックのセーターが定番ですが、首に高さがあるモックネックやタートルネックを選ぶと保温性が高まり、見た目の温かみもアップします!
タートルネックとスラックス
カジュアルなトップスの中で、もっとも落ち着きを感じさせるのは、タートルネックのカットソーやニットです。そこにスラックスを合わせれば、大人な雰囲気のオフィスカジュアルが完成します。
このコーディネート例ではタートルネック、スラックス、革靴をブラックで揃え、いっそう品格を高めています。
カーディガンとデニムパンツ
カーディガンは着回しやすく、ワードローブに加えておくとコーディネートの幅が広がります。アウターとしてもインナーとしても活用でき、オフィスでは動きやすいアウターとして活躍。ジャケットとはいかないまでも、上品なムードも感じさせるので、オフィスカジュアルに適しています。
カーディガンがメインなら、インナーはシャツでもTシャツでもOK。パンツをスラックスにすれば、最低限の品格が簡単にキープできます。
ウールジャケットとスラックス
上質な素材のジャケットさえ羽織れば、オフィスに必要な品格は確保できます。さらにパンツをスラックスにすれば、品位はいっそうアップ。インナーやシューズがカジュアルでも、オフィスカジュアルに仕上がります。
この実例では、インナーをTシャツ、シューズをスニーカーにしてカジュアルダウン。両者を白で連携し、クリーンなイメージを打ち出しています。
シャツと(ベストと)スラックス
季節が冬とはいえ、オフィスの中はエアコンなどで暖かくなっているケースがほとんどでしょう。そんな時は、トップスがニットウェアだと暑いと感じることも。その場合は、シャツが主役のコーディネートにするのがおすすめです。
ベスト(ジレ)を用意しておけば、細かい温度調整も可能。シャツ+ベストはフォーマルな印象になりがちなので、フォーマル度の高い白×黑の色使いを避けたり、ニット製のベストを選んだりして、適度に着崩すとオフィスカジュアルとしてしっくりまとまります。
冬のメンズオフィスカジュアルのおすすめアイテム6選
続いて、おすすめのアイテムを紹介します。ほとんどのアイテムは実例コーディネートのキーアイテムとしても登場していますが、他のアイテムも含めて冬のオフィスカジュアルで活用したいアイテムをピックアップ! 選び方も解説します。
ニットセーター
カジュアルでありながらも、上質感を醸して大人なムードを演出できるのがニットウェアです。シンプルなセータータイプなら、カラーで少し遊んでもオフィスカジュアルになじむのが大きな特徴。コーディネートもしやすく幅広く着回せます。
さらに、薄手のニット生地を選べば、インナーとしても活用可能。薄くて上質なニットは、かさばらずに保温性を確保できるのも冬場にうれしいポイントです。
タートルネック(トップス)
素材や生地を問わず、首元のデザインがタートルネックというだけで、品の良さや大人っぽさが強くなります。ここでピックアップしたのはロングスリーブのTシャツですが、見ての通り落ち着いたムード。オフィスカジュアルに適した雰囲気です。
Tシャツやカットソーを選ぶ際は、質感には要注意。上質感ある生地を選んでチープに見えないように気をつける必要があります。この1枚は、希少なUSAピュアオーガニックコットンを滑らかに仕上げた光沢のある生地を採用しています。
カーティガン
コーディネート例のところでも解説した通り、薄手のカーディガンはアウターとしてもインナーとしても着回せて便利。1枚と言わず複数枚を揃えて使い回すのがおすすめです。
まずは王道のブラックかチャコールグレーを揃え、その後にネイビーやライトグレーなどの定番カラー、さらに秋冬らしい暖色系のブラウン、ボルドー、ベージュなどを加えてみてはいかがでしょうか。
ウールスラックス
季節を問わず、スラックスはビジネスシーンの必需品です。最近はバリエーションも増えていますが、オフィスカジュアルで使うならノンストレスなイージースラックスが最適。ベルトレスで穿けるようにウエストにドローコードを備え、ストレッチの効いた生地を使っているのが特徴的です。
冬は見た目も着用感も温もりがあるウール混の生地を選ぶのがおすすめ。王道カラーのグレーを選んでも、ウール混なら温かみが感じられます。
コーデュロイパンツ
温もりを感じさせる生地はいろいろとありますが、その代表格の1つがコーデュロイ。セットアップなどで取り入れるという手もありますが、もっとも使いやすいのはパンツです。
定番カラーのブラウンやベージュを選ぶと、温かみのある雰囲気がいっそう高まります。ただし、落ち着いたムードを優先するならブラックやダークグレー、ダークネイビーなどを選ぶという手も。それでもコーデュロイ生地ならではの温かみは十分に発揮されます。
マフラー
首周りの保温性や防寒性を補完するのに便利なのが巻き物。男性がビジネスシーンで使いやすいのはマフラーです。素材はウールが主流ですが、繊細で滑からカシミヤはより上質感があり、チクチクした感覚を抑えられます。
定番カラーや定番柄を選べばオフィスカジュアルに難なくなじむので、コーディネートも簡単です。着けこなしやすいのはダークカラーで、実際に使われている色もダークなマフラーが大半。だからこそ、明るめのベージュを選ぶと意外性があり、生地のラグジュアリー感も際立ちます。
【年代別】冬のメンズオフィスカジュアルのポイント
冬のオフィスカジュアルの定番的なコーディネートやアイテムを紹介しましたが、ここからは細かいポイントに関して見ていきましょう。年齢によってコーディネートで重視すべきポイントが変わるので、ここでは20代〜40代の年代別に意識すべきポイントを解説します。
20代の冬のメンズオフィスカジュアル
20代は社会人としてはまだ若い年代なので、オフィスに適した品位をキープしながらも、フレッシュな印象を打ち出せたらベターです。カジュアルな服装が似合い、それが許されやすい年代でもあるため、流行を取り入れながら無難すぎないコーディネートにまとめてみるのもおすすめです。
トレンドを意識したスタイリング
20代はさり気なくトレンドを取り入れるのがおすすめ。ビジネスシーンのコーディネートはモノトーンとネイビーが主流なので、それ以外の定番カラーの中で流行色に近いカラーを選ぶだけでも、トレンド感が演出できます。
例えば、グリーンに近いカーキ、オレンジに近いブラウンなどは、オフィスカジュアルでも取り入れやすいカラーです。もちろん、カラー以外でトレンドを取り入れてもOK。品格を損なわない程度にワイドなパンツなども狙い目です。
カジュアルとフォーマルのバランス
カジュアルなコーディネートが似合う20代だからといって、カジュアル過ぎる格好ではオフィスにふさわしくありません。つまり、カジュアルとフォーマルのバランスが重要です。
インナーがTシャツなどのカジュアルなアイテムなら、テーラード型のアンコンジャケットを合わせてビジネステイストを補完するなど、バランスを意識してアイテムを組み合わせるようにしましょう。
アクセサリーの活用
20代らしい遊び心がほしい場合は、アクセサリーを活用するのもおすすめです。ただし、ビジネスシーンで使えるアクセサリーは限られます。
ネクタイとポケットチーフはビジネススタイルで使えるアクセサリーの代表格。ネクタイピン、ラペルピン、カフスなどを付け足すという方法もあります。ただし、あまり装飾的にならないようにさり気なく着けこなして品位はキープしてください!
30代の冬のメンズオフィスカジュアル
30代は少し落ち着きを感じさせるコーディネートを意識するのがおすすめ。「素材」や「カラー」で上質なムードを演出しましょう。個性を加味したい場合は、「小物」を活用すると好バランスにまとまりやすくなります。
上質な素材の選定
落ち着いたムードを演出するには、上質な素材を選ぶのがもっとも賢い手段です。
ジャケットやスラックスなら、ポリエステル100%ではなくウール素材を使ったものを。ニットもアクリルなどの化繊ではなくウールやカシミヤを使ったものを選び、より上質なムードを醸すようにしましょう。
べージックカラーでの統一感
色でいえば、ベーシックなカラーを軸にすることで落ち着いたムードが演出可能です。さらにベーシックなカラーの中でも、ダークトーンを選ぶといっそう大人っぽくまとまります。
上下がお揃いになっているスーツの効果でもわかる通り、コーディネート全体に統一感を生み出すと、いっそう上品な雰囲気に。品格が高まって大人っぽいムードに仕上がります。
小物での差別化
ビジネススタイルの定番的な小物類なら、落ち着きのあるオフィスカジュアルに取り入れてもすんなりマッチします。20代の項目でも紹介したネクタイピンなどに加え、冬らしい質感のマフラーやグローブ(手袋)を上手に活用し、季節感や上質感を演出するのがおすすめです。
当然ながら、チープな印象の素材は避けるべき。高級感のある素材を選ぶようにしましょう。
40代の冬のメンズオフィスカジュアル
40代のオフィスカジュアルは、正統派を目指すのが原則。オーセンティックなスタイルで、風格を醸し出すように意識すると、年相応のおしゃれが楽しめます。王道のコーディネートだからこそ、アイテム選びとサイズ感が肝です!
クラシックでタイムレスなアイテムの選定
最近の40代はまだまだ若い印象ですが、だからといって20代と同じ格好では若作りと見られてしまっても仕方ありません。トレンドを追うのではなく、時代を越えて愛されてきたクラシックなアイテムを選ぶようにすると、年相応の落ち着いたムードが醸し出せます。
原則としては正統派の上質なアイテムを選べば良いだけですが、ジャケットならよりクラシックなダブルブレストを選ぶのもおすすめ。また、ツイードに象徴される風合い豊かな生地を取り入れるとクラシックなムードが高まります。
フィット感へのこだわり
40代ともなれば、若い頃よりも恰幅のある体型になっているのが自然です。それを認めず20代と同じサイズを選ぶのではなく、自分の体型にフィットする本当の意味でのジャストサイズを見極めるようにしましょう。
既製品でジャストなサイズが見つからない場合は、〈SOLVE(ソルブ)〉のシャツのようなオーダーメイドを活用するのがおすすめ!
高品質なアウター
ここまでは触れてきませんでしたが、冬場のコーディネートはアウターも重要です。もちろん、オフィス内で着用することはないのですが、外出時のアウターまでこだわってこそ大人な雰囲気が演出できます。
おすすめは、上質なファブリックを使ったチェスターコート。フォーマルなコート類は40代にふさわしい品格を醸してくれます。便利だからといってインナーダウンを使うとチープに映りがちなので、高品質なコートを揃えるところから始めましょう!
冬のメンズオフィスカジュアルをおしゃれにするコツ
最後は、年齢に関係なく冬のオフィスカジュアルをコーディネートする上で周囲すべきポイントにも触れておきましょう。決して難しくない基本的なポイントばかりですが、この3点をきちんと意識するだけでオフィスカジュアルのおしゃれ度は確実にアップします!!!
レイヤードを工夫する
冬のコーディネートは防寒性を重視しがちですが、オフィス内がそんなに寒くないならレイヤード感を優先してみてください。重ね着によって保温性が高められるだけでなく、アイテムの足し引きで温度調整もしやすくなります。
ビジネスシーンでは、シンプルなアイテムだけでレイヤードを構築するのが基本。定番カラーの中から、さり気ないアクセントとなるような少し意外性のある色を1点だけ取り入れ、個性を加味するのもおすすめです。
素材や色に気をつける
年代を問わず、ビジネスシーンでの服装はチープに見えないような素材や色を取り入れるのが原則です。素材はコットン、ウール、カシミヤといった天然のもの、色はブラック、チャコールグレー、ダークネイビーといった暗めの定番カラーが落ち着いた印象を確保してくれます。
個性をプラスしたい場合は、冬らしい温かみを感じさせる風合いのある素材や、暖色系のカラーを上手に活用するのがおすすめです。
小物類を取り入れる
ウェア類だけでもコーディネートは完成しますが、せっかく自由度が高めのオフィカジュアルなので、アクセサリーや小物類を取りれてみてください。
ビジネスシーンで見かけるような小物類なら着用してOK。冬らしい季節感のある素材を使ったウールタイ、ニットタイ、マフラー、グローブ、スエード製のシューズなども活用してみてください!
まとめ
冬らしい生地やカラーを取り入れるだけで、季節感のあるおしゃれなオフィカジュアルが出来上がるのがおわかりいただけたでしょうか?
冒頭のコーディネート例を含め、今回ピックアップしたアイテムの大半は〈SOLVE(ソルブ)〉にも揃っています。とくにジャケット、スラックス、モックネックニットが人気ですので、チェックしてみてください!
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