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スーツの寿命はどのくらい? 買い替えるべきタイミングと長持ちさせる方法をご紹介

スーツはできるだけ長持ちさせましょう!

スーツはできるだけ長持ちさせましょう!

せっかくスーツを新調したのに、あっという間に傷んでしまったら、かなりショックを受けるのではないでしょうか。とは言え、そもそもスーツがどれくらいの寿命なのかご存知ですか? また、そのスーツは本当に傷んでいるのでしょうか? そうした基本的な知識を身につければ、ショックも和らぐかもしれません。

また、工夫次第でスーツは長持ちします。傷んでしまう前にいろいろと気をつける必要はありますが、きちんとケアをするだけで寿命は変わります。今回はスーツの寿命に関していろいろな角度から解説しますので、必要な知識を身につけ、お気に入りのスーツを少しでも長く着られる付き合い方を考えてみてください!

スーツの寿命はどれくらい?

スーツの寿命はどれくらい?

スーツの寿命は一般的に、「夏用は3年」「冬用は4年」ほどと言われています。減価償却などで用いられる耐用年数がそう定められていることからも、その程度だと考えて間違いありません。夏用と冬用で耐用年数が変わるのは、生地や仕立てなどによって寿命が変わるからです。

ありがちな勘違いとして、高級な生地ほど長持ちすると考えがちですが、そうとは限りません。繊維が細い天然素材の生地ほど肌触りが良く高価になりますが、デリケートで寿命が短いということもあるからです。耐久性を補完した生地も増えていますので、どんな特徴の生地を使っているのか把握した上でスーツを選ぶようにしましょう。

買い替えのサイン

買い替えのサイン

スーツには寿命がありますが、その寿命が尽きたかどうかはどのように判断すべきでしょうか。買い替えるタイミングを判断するための目安を解説しますので、スーツの寿命をしっかり見極めましょう。

穴が空いている、裂けている、ほつれがある

もっとも明らかにわかるサインは、生地に生まれた「穴」や「裂け目」です。ただし、どこかに引っ掛けてしまったり虫に食われたりして生まれた小さな穴なら、専門店などできれいに修復できるケースもあります。

また、生地や縫い目の「ほつれ」も買い替えのサインです。突発的に一部分がほつれてしまった場合は修理が可能なケースもありますが、全体的にほつれてしまった場合はダメージが蓄積していますので、買い替えるようにしましょう。

生地のテカリ

スーツを繰り返し着ると、摩擦や圧迫によって生地に「テカリ」が生まれてしまいます。アイロンなどのスチームを当てることで解消できるケースもありますが、テカリが消えない場合や頻繁に発生する場合は買い替えるのがおすすめです。

また、テカリ以外にも生地の劣化を示すサインはあります。紫外線や汗による「変色」、ピリングとも呼ばれる「毛玉」、消えない「シワ」などが出てしまったら、買い替えの目安です。

膝や肘、肩などの型崩れ

着用時に圧力がかかりやすい膝や肘は型崩れが起きやすいポイント。そうした部分の生地が伸びて膨らんでしまった状態を「抜け」と呼びます。抜けが発生するとスーツの魅力であるシルエットが台無しに。しかも抜けは修復が困難なため、買い替えるのが得策です。

体型に合わなくなった

ビジネススーツはジャストサイズが大原則です。買う時は体にぴったりだったスーツだとしても、「体型」のほうが変化してジャストでなくなってしまうケースはよくあります。多少の変化ならサイズのお直しでカバーできる可能性もありますが、スーツのシルエットが崩れてしまうレベルなら買い替えるのがおすすめです。

時間によって変化する例としては「トレンド」も挙げられます。正統派のスーツなら流行を気にする必要はほとんどありませんが、特徴的なシルエットやディテールが流行遅れに映るようなスーツなら買い替えを検討しましょう。

スーツの寿命を縮めてしまう原因

スーツの寿命を縮めてしまう原因

スーツに買い替えのサインが出るにはそれなりの「原因」があります。逆に言えば、その原因をできる限り避けるようにすれば、スーツの寿命は伸ばせるのです。スーツの寿命が短くなってしまう原因を解説しますので、しっかり把握して避けるようにしましょう!

同じスーツを毎日のように着用

スーツを「毎日」続けて着用すると、劣化が一気に進んでしまいます。単純に着用回数が増えるという意味もありますが、湿気が籠もったりシワが取れなかったりすると生地が傷みやすくなるのです。お気に入りのスーツを毎日でも着たくなる気持ちはわかりますが、同じスーツを頻繁に使う必要がない環境を整えるようにしましょう。

スーツを脱ぎっぱなしで放置

スーツは着用しなければ休ませられるというわけではありません。スーツを「脱ぎっぱなし」で放置してしまうと、湿気が抜けなかったり不要なシワが生まれたりして、生地が傷みやすくなってしまいます。また、部分的に圧力が掛かかると生地のテカリの原因にも。さらに、正しく畳まなかったり、ポケットに何か入れたままにしたりすると、型崩れにもつながってしまいます。それらを防ぐため、脱いだらすぐハンガーに掛けるようにしましょう。

激しい動き

何度か説明している通り、スーツの生地は摩擦によって傷んだりテカリが生まれたりしてしまいます。摩擦の主な原因は「運動」。デスクワークでのちょっとした動作でも摩擦が起きてしまうので避けるのは不可能ですが、激しい運動はもってのほかです。最近は自転車通勤をする人も増えていますが、自転車を漕ぐ動作は股やお尻の生地が擦れやすくなります。また、膝などの生地が伸びやすくなるため、自転車通勤はスーツを傷めやすいと覚悟してください。スーツのことを考えると、自転車に乗る際には着替えるのが最善策です。

頻繁なクリーニング

生地の種類やクリーニングのメニューなどによって傷みの進行具合は変わりますが、「高頻度のクリーニング」はスーツの寿命を縮める原因になり得ます。スーツに使われていることの多いウールは、ドライクリーニングで使用する石油系溶剤によって天然の油分を失うため、ハリが損なわれたり傷みやすくなったりするからです。また、どんな素材であっても高圧力でプレス(アイロン)すると、生地へのダメージにつながってしまいます。最適なクリーニングの頻度はシーズンに1〜2回程度。あまりにも汚れてしまった場合を除き、スーツのクリーニングは衣替えのタイミングで十分です。

高温でのアイロンがけ

アイロンをかける際に効果を高めようとして、「必要以上の高温」に設定してしまうと生地を傷める原因になってしまいます。ウールは140〜160℃、ポリエステルやナイロンといった化学繊維は110〜130℃、コットンやリネンは180〜200℃くらいが適正です。アイロンの適温は洗濯表示マークに示されていることも多く、アイロン型のアイコンの中に描かれた「点の数」で判断します。点が1つなら低温(〜110℃)、2つなら中温(〜150℃)、3つなら高温(〜200℃)が最適なので、チェックするようにしましょう。

すでに解説したように、高い圧力を加えるプレスも生地を傷める原因になります。スラックスにセンタープレス(折り目)を入れ直したい場合も、力を加えずアイロンの重みだけでプレスしましょう。また、アイロンを滑らせてしまうと摩擦が起きて生地が傷むので、アイロンを繰り返し置いていくようにプレスしてください。シワを取るだけなら、アイロンのスチーム機能やスチーマーを活用するのがおすすめです。

【参考】シャツのアイロンがけの方法はこちらをチェック

『ワイシャツのアイロンがけの手順』

スーツが長持ちする保管方法とケアのポイント

スーツが長持ちする保管方法とケアのポイント

スーツが劣化してしまう原因を避けるだけでなく、正しく保管してケアも行うことで、さらに寿命が伸ばせます。必要なツールさえ揃えてしまえば意外と簡単なので、スーツを持っている人はすぐにでも実践してみてください!

ハンガーに掛けて保管

スーツを保管する際は、「ハンガー」を使うのが原則。スーツを脱いだらすぐにハンガーに掛けるように習慣化するのがおすすめです。ハンガーにかける際は、ポケットの中身をすべて出すのも忘れずに。荷物の重みで生地が引っ張られると、型崩れの原因になってしまうからです。

また、適切なハンガーの選びも大切。ジャケット用としては体のラインにフィットする厚みと丸みのあるタイプがおすすめ。不要なシワが入りにくくなります。スラックス用のハンガーは、裾から吊るせるタイプが最適。生地に余計な負担を掛けず、スラックス自体の重さでシワが伸ばせるからです。

着用後はブラッシングと陰干し

一見きれいに見えるスーツでも、着用した後は、繊維の中にホコリなどが溜まっているものです。スーツを脱いでハンガーに掛けたら、汚れ、ホコリ、花粉などを落とすために「ブラッシング」しましょう。ホコリや汚れを取ることで、虫食い防止にもつながります。また、ブラッシングによって毛並みを整えたり毛羽を立たせたりすることで、テカリの防止にもなります。ブラッシングをした後は、すぐにクローゼットにしまい込まず、半日〜1日ほど陰干しするのがおすすめ。湿気を飛ばすためです。湿気を取ることで、カビや臭いの発生が防げます。

1日着たら2~3日休ませる (数着を着まわす)

すでに解説した通り、スーツはいったん着用したら2〜3日くらい「休ませる」のが理想です。毎日スーツを着用するような環境なら、3〜4着のスーツを用意して着まわすようにしてください。もちろん、春夏と秋冬のシーズンによってスーツを入れ替えるのが基本。最初からそこまでスーツを揃えるのが難しい場合は、摩擦が生まれやすく傷みやすいスラックスだけでも多めに揃えるのがおすすめ。2本の同じスラックスが付属するツーパンツのスーツを購入するという手もあります。いずれにしても、1着のスーツや1本のスラックスに負担を掛け過ぎないように注意することが寿命を伸ばすポイントです。

【まとめ】スーツを大切に扱うことから始めてみましょう

スーツには寿命がありますが、着用時の負担を抑えつつ正しくケアができれば、より長く付き合えるようになります。最後に紹介した「ハンガーに掛ける」「ブラッシングする」「2〜3日の休ませる」を実践し、スーツを仕事の相棒として大切に扱ってみてください。そうした意識が身だしなみに表れ、周囲からの印象も変わるかもしれません。

すでにご存知かもしれませんが、〈SOLVE(ソルブ)〉でもオーダースーツを提供しています。仕立ては日本、生地はイタリアなのが大きな特徴。オーダーする際は店舗での採寸が必要ですので、その際に生地の寿命や特徴、ケアの方法などについてもお尋ねください。下記ページから採寸のご予約をお待ちしています。

▶「オーダースーツ紹介ページ」

【参考】リネンシャツを見る

『リネンシャツ特集』

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