オーダーシャツ公式通販 SOLVE

スーツの「ラペル」とは? 種類や選び方を解説

そもそもラペルとは? カラーとの違いを

そもそもラペルとは? カラーとの違いを

スーツに関わらない限り耳にする機会はないかもしれませんが、スーツを着るビジネスマンとして知っておきたい単語の1つが「ラペル」です。簡単に説明すると、「ラペル」とはジャケットの「下襟」のこと。洋服で「襟」と言えば「カラー」が思いつくかもしれませんが、「カラー」が「上襟」なのに対して「ラペル」は「下襟」を指します。まずはいったん、ここまで把握しておいてください。ラペルは顔に近い位置にあることから、スーツスタイルの印象を意外なほど左右する重要なディテール。細かく解説していきます!

「ラペル」「ゴージライン」「ノッチ」とは

「ラペル」「ゴージライン」「ノッチ」とは

ラペルについて解説する前提として、知っておくと便利なディテールが「ゴージライン」と「ノッチ」です。ラペルも含めて改めて解説しますので、スーツの基本知識として把握しておきましょう。

ラペル

冒頭で解説した通り、ラペルとは下襟のことです。スーツのジャケットにおいてVゾーンから首までを囲う折り返し部分が襟(テーラードカラー)。襟は縫い目で上下に分かれ「上襟」が「カラー」、「下襟」が「ラペル」です。ラペルにはいろいろなバリエーションがあり、そのデザインによって印象も変わります。

ゴージライン

襟を上下に分ける「縫い目」にも名前があり、「ゴージライン」と呼ばれています。ゴージラインは角度や位置によって印象が変わるので、意外と大切なディテール。とくに高さは重要です。高い位置のゴージラインは「ハイゴージ」と呼ばれ、目線を上に誘導。スマートでスタイリッシュな印象を演出します。低い位置にあるゴージラインは「ローゴージ」。安定感があって落ち着いたムードやクラシックな雰囲気を振りまきます。

ノッチ

英語の「notch(ノッチ)」は「V字状の刻み目」「切り込み」「窪み」といった意味。スーツではジャケットの襟にある「く」の字型の凹みを指し、ゴージラインからつながっているデザインが大半です。ラペルの形状によってノッチの形も変わりますが、詳しくは追って解説します。

ラペルの「幅」による違い

ラペルの「幅」による違い

ラペルのデザインはバリエーションが豊かですが、まずは「横幅」による違いを知っておきましょう。「レギュラーラペル」「ナローラペル」「ワイドラペル」という3つのタイプ毎に、それぞれの印象を解説します。

レギュラーラペル

文字通り、一般的で標準的な幅のラペルは「レギュラーラペル」です。ラペルのもっとも太い部分を水平に測った長さが「ラペル幅」で、7.5〜8.5cm前後がレギュラーラペルになります。汎用性の高い正統派でトレンドに関係なく使用でき、ビジネスシーンにも最適です。

ナローラペル

細めのラペルは「ナローラペル」。「narrow(ナロー)」は英語で「細い」「狭い」といった意味です。ラペル幅としては7cm以下。1960年以降に生まれたデザインと言われ、モードな雰囲気やスタイリッシュなムードを放ちます。スーツも体型も細めなタイプにマッチするのも特徴的です。

ワイドラペル

9〜10cm程度の太いラペルは「ワイドラペル」と呼ばれています。クラシックなムードを感じさせるのが大きな特徴。重厚感もあるため、貫禄のある体型の人に良く似合います。

ラペルの「形状」による違い

ラペルの「形状」による違い

ラペルのデザインは形状もいろいろとあります。ビジネスシーンでは一般的な「ノッチドラペル」を選んでおけば間違いありませんが、ビジネスマンの常識として他の形状もチェックしておきましょう。

ノッチドラペル

すでに解説していますが、「ノッチ」とは「V字型の切り込み」という意味。上下対照の「く」の字状の刻みが入ったラペルが「ノッチドラペル」です。「普通襟」などとも呼ばれている通り、ビジネスシーンでもっとも主流のラペル。とくに、シングルジャケットのビジネススーツではノッチドラペルを選ぶようにしましょう。

セミノッチドラペル(フィッシュマウスラペル)

ノッチドラペルと似ているものの、上下対照ではなく、下襟の角度が水平に近くなっているのが「セミノッチドラペル」です。形状が「魚の口」に似ていることから、「フィッシュマウスラペル」という別名も。ビジネスシーンでさり気なく個性がほしい時には最適です。また、刻みが少し浅くなっているため、Vゾーンが狭い3つボタンスーツと好相性です。

ピークドラペル

下襟の外側が尖っているのが「ピークドラペル」。「peak(ピーク)」には「尖端」「尖った部分」「頂上」といった意味があり、英語の正しい発音から「ピークトラペル」と表記することもあります。上襟と下襟の隙間がなく、下襟の上辺がV字状になっているのが特徴。華やかなイメージで、ダブルのジャケットやフォーマルなスーツに採用されることが多いデザインです。

ローリングダウンラペル

いわゆる「段返り」と呼ばれているのが「ローリングダウンラペル」です。3つボタンのジャケットで採用される仕様で、第1ボタンの部分が反り返って立体的な膨らみを生み出し、こなれたムードを感じさせるのがポイント。第1ボタンは外して着用します。トラッドなスーツでは一般的なデザインで、ジャケパンスタイル用のジャケットにも適したデザインです。

クローバーリーフラペル

ベースはノッチドラペルですが、上襟も下襟も先端が丸くなっているのが「クローバーリーフラペル」です。「クローバーの葉」を連想させる形状が名前の由来となっています。角が取れた柔らかい印象からか、メンズよりもレディース用のスーツで良く見られるデザイン。少しカジュアルでマイルドなイメージになることを理解しているなら、男性が取り入れても問題ありません。

ショールカラー

上襟と下襟がつながったがゴージラインのない襟は「ショールカラー」。ショール(肩掛け)のように見えるデザインがネーミングの由来です。タキシードにも用いられる襟型で、フォーマルな印象を感じさせるのがポイント。ビジネススーツには適さないので要注意です。

ノーカラー

その名の通り、襟を省いた仕様が「ノーカラー」。ラペルのないデザインですが、スーツやジャケットの襟型の1つとして紹介しておきます。ノーカラーのジャケットは少し上品なカーディガンのような印象。ジャケットでありながら適度にカジュアルダウンできることから、ビジネスカジュアルと好相性です。Tシャツとも相性が良いため、セットアップや少しカジュアルなジャケットで取り入れるのがおすすめ。

自分に合ったラペルの選び方は?

ラペルの「形状」による違い

ラペルのバリエーションをいろいろと紹介しましたが、ビジネススーツは「ノッチドラペル」が圧倒的な大多数です。選んでおいて間違いはありません。ただし、「ノッチドラペル」を選んだとしても、ラペルの幅で印象が変わります。ラペル幅とネクタイ幅(両者の最大幅)を一致させるのが基本テクニック。それだけでバランスが整います。さらに、ネクタイのノットやシャツの襟まで大きさを比例させるといっそうまとまっておしゃれな印象に仕上がります。そもそもラペルの幅は、体型に合わせて選ぶと好バランス。体型が標準的なら「レギュラーラペル」、細身なら「ナローラペル」、太めなら「ワイドラペル」がおすすめです。

【まとめ】シーンに合わせてラペルを選ぶといっそうおしゃれ!

ラペルのバリエーションや選び方は把握できたでしょうか?オールマイティに使えるのは「ノッチドラペル」ですが、少し個性や変化がほしい場合は「セミノッチドラペル(フィッシュマウスラペル)」「セミピークドラペル」「ローリングダウンラペル」などの選択肢もあります。さらに、パーティでは華やかな「ピークドラペル」を選ぶなど、シーンに合ったラペルを選ぶという楽しみ方もあります。

〈SOLVE(ソルブ)〉のオーダースーツでも、ラペルの種類が選べます。具体的には、「ノッチドラペル」「ローリングダウンラペル(3ボタン段返り)」「ピークドラペル」がセレクト可能。着用する目的やシーンに合わせ、ラペルにもこだわってスーツを誂えてみてはいかがでしょうか? 下記ページから採寸のご予約をお待ちしています。

▶「オーダースーツ紹介ページ」

関連コンテンツ

SHERE
  • FaceBook
  • Twiiter

KEYWORDS

RECOMMEND

FOLLOW SNS

そのほかSNSも運営しておりますので、
是非フォローください

  • FaceBook
  • Twiiter
  • Instagram
  • Instagram
シャツを自分流にカスタマイズ | デザインシミュレーション

EVERYTHING'S FOR YOU

簡単な上に、安心を。

無料の採寸サービス
オーダー前に無料で採寸サービスがご利用いただけます。
30日間お直し保証
サイズ変更やデザイン変更など、購入した商品(お直しは含みません)の到着後、30日以内であればいかなる理由でも無料で作り直しいたします。
カスタマイズ無料
えり型や刺繍などこだわりのオプションを選んでも追加料金はいただきません。

SOLVE公式のLINE登録で
¥500クーポンプレゼント