タートルネックとは?
「タートルネック(turtle neck)」の「タートル」とは、英語で「カメ」という意味。カメが甲羅から首を出している様子に似ているため、タートルネックと呼ばれるようになりました。ネック部分が首に沿って筒状に長く伸び、首全体を覆えるのが特徴。着用時は、ネック部分を2つに折るのが一般的です。
タートルネックの2つの魅力
タートルネックの魅力は大きく分けて2つあります。人気を集めている理由を解説しますので、特徴を活かしながら活用してください。
①保温性に優れている
首全体を覆うことができるタートルネックは、首周りの「保温性」が抜群。肌に近いところに太い血管が通っている首を温めると、全身も温かくなると言われています。その効果の高さから、フランスではタートルネックが暖房費の節約を目指すシンボルに。マクロン大統領もタートルネックニットを着て公務にあたっています。さらに東京都の小池都知事も、高騰する光熱費を抑えてエネルギー消費を抑えるために、タートルネックニットなどを活用するように呼びかけました。エネルギー問題の観点から見ても、今後ますますタートルネックが重視されそうです。
②上品な首元が演出できる
首周りが大きく開いたトップスは、ラフな印象を与えます。反対に、首のほとんどを覆うタートルネックは「上品」な印象を醸します。つまり、タートルネックは大人に最適な品位を感じさせるデザイン。ビジネスシーンにもぴったりな仕様なので、活用しない手はありません。
ビジネスカジュアルでタートルネックを着こなすためのポイント
主な魅力は解説しましたが、どんなタートルネックのトップスを選ぶのかによって印象も変わります。ここでは、ビジネスカジュアルに適したタートルネックを選ぶためのポイントをまとめて解説します。
生地の質
ビジネスシーンでタートルネックを使うなら、「生地感」が重要です。ニットでも布帛でも、キメが細かく「滑らか」で「ツヤ感」があるほどエレガントな印象に。ざっくりしていてマットな質感だとカジュアルな印象になります。ニット地なら、目の細かいハイゲージほど上品な印象。また、インナー使いするなら薄手のニットが適しています。
編み目(織り柄)
同じ無地でも、「生地の模様」によって印象が異なります。とくにニットは、編み目によって印象が変わり、プレーンな「平編み(ジャージー生地)」などがビジネスシーンには最適です。布帛も織り柄がなくシンプルなほうが上品に見えます。
サイズ感
タートルネックのトップスに限ったことではありませんが、ビジネスシーンでは「ジャストサイズ」が原則。オーバーサイズはダラしなく見えるのでNGです。もちろん、タイト過ぎるるのもNG。とくに、ハイゲージニットなどの薄手な生地は体のラインを拾いやすいので、「適度な余裕」があったほうが窮屈に見えず自然です。
ネックの折り方
タートルネックのネック部分は「外側に1回だけ折る」のが基本的な着こなしです。あえて折らずクシュッとまとめたり左右で折り方を変えたりする着こなし方もありますが、いずれもラフな印象やこなれた雰囲気を演出したい場合に有効。ビジネスシーンでは避けたほうが無難なので、きちんと折る基本形で上品にまとめるようにしましょう。
【参考】ビジネスカジュアルにおすすめのタートルネックニットはこちら
おすすめのタートルネックのコーデ
最後は、タートルネックのニットを使ったビジネスカジュアルのお手本を4パターン紹介します。着こなしによる印象の違いがわかりやすいように、今回は「仕事ニット タートルネック」のネイビーで統一。エレガント→カジュアルという流れで実例を解説します。
タートルネック×セットアップ
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ニット / SOLVE 仕事Tニット(ネイビー) 詳細・購入はこちら
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ジャケット / SOLVE 楽ジャケ(ネイビー) 詳細・購入はこちら
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スラックス / SOLVE 楽スラ(ネイビー) 詳細・購入はこちら
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ポケットチーフ / SOLVE シルクチーフ(グレー) 詳細・購入はこちら
「セットアップ」のインナーとしてタートルネックニットを使えば、すぐに「エレガントなビジカジスタイル」が完成。このお手本では全身をネイビーでまとめつつ、セットアップとニットの明るさを少し変えて表情のあるワントーンスタイルに仕上げています。変化に乏しいと感じる場合は、チーフを差せば解決です。
タートルネック×テーラードジャケット
シンプルで上品なタートルネックに「テーラードジャケット」を重ねるだけで、ビジカジスタイルのベースが整います。パンツは好みや環境に合わせて選べばOK。スラックスが定番ですが、少し着崩したい場合はデニムを合わせても問題ありません。クセのないスニーカーを合わせれば、某ジョブズ氏を連想させるクリエイティブなコーディネートの出来上がり。
タートルネック×ダークなスラックス
「上質感のあるタートルネックニット」なら、ジャケットを使わなくてもビジカジスタイルに仕上がります。ただしその場合は、「パンツも上品なタイプ」を選ぶのがベター。必然的に「スラックス」を合わせるのおすすめです。ここでは、ブラックのスラックスをセレクト。全身をダークトーンで揃え、カジュアルなのに落ち着きも感じさせる装いにまとめています。
タートルネック×ライトなスラックス
最後も「ジャケットを使わない」ビジネスカジュアルなコーディネート。スラックスを明るめのベージュにすることで、軽快なイメージを高めています。上品だけど軽やかなローファーを足元に合わせたバランスも絶妙。ビジネスシーンでのカジュアルな服装は、リラックスできるのにきちんと感もあるこんなコーディネートがおすすめです。
まとめ
コーディネート例を見ればわかる通り、タートルネックは「汎用性の高さ」も抜群です。「定番カラーのシンプルなタートルネックニット」を選び、ジャケットやスラックスを合わせればビジネスカジュアルは完成します。ウォームビズをはじめとするビジカジスタイルに欠かせないアイテムになっていますので、自分らしく着こなせるように研究してみましょう。
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