シャツの寿命はどれくらい?
残念なお知らせかもしれませんが、シャツにも「寿命」があります。しかもそう長くはなく、一般的な目安は2年前後。着ることで汚れたり傷んだりするのに加え、洗濯を繰り返すことによるダメージの蓄積もあるからです。もちろん、素材や生地、仕立てなどの品質、着用する頻度や洗い方といった要素によって寿命は変わりますが、目安は2年ほどと考えてください。実は、国によって(税務上の)物の「耐用年数」が定められているのですが、シャツは2年。その意味でも、シャツの寿命は2年が目安と言えそうです。
シャツを買い替える目安は4つ
シャツの寿命は2年だからと、2年で自動的にシャツを買い替えるのはナンセンス。シャツには買い替える目安となるサインがあります。細かい目安も解説しますが、ドレスシャツは清潔感は重要なので、清潔感が損なわれたら必ず買い替えるようにしましょう。
黄ばみや汚れが目立つようになった
「黄ばみ」は生地に付着した皮脂が酸化したものです。また、皮脂にホコリなどが着いて定着すると「黒ずみ」になります。そうした汚れの多くは洗濯やクリーニングで落ちますが、繊維の奥に蓄積されていくケースも。そのため、長く着るほど黄ばみなどの汚れが取りづらくなっていくのです。不潔な印象を与える前に買い替えるようにしましょう。
【参考】汚れが付きにくいシャツという選択肢も
『ノンアイロン&防汚シャツ』擦れやほつれなど生地が傷んできた
シャツの生地は使う込むうちにどうしても傷んできます。摩擦によって擦り切れたりほつれたりするのが一般的。ほつれは部分的に直せる場合もありますが、他の部分も同じように傷んでいるケースが多いため、一時的な応急処置と考えるのが妥当です。擦れやほつれが見つかったら、買い替えるサインだと捉えてください!
【参考】SOLVEのネクタイを見る
『ネクタイ一覧』シワやヨレが取れなくなった
生地の繊維が劣化すると、どうしても部分的にシワが入ったりヨレてしまったりします。アイロンを掛けることで一時的にシャキっとしたり、糊付けでハリを出せたりしますが、手間が掛かるのに加え、着ているうちに効果はなくなってしまいます。シワがヨレが取れにくくなったら、シャツを買い替える目安だと考えましょう。
サイズが合わなくなった
ドレスシャツはサイズ感が重要なので、ジャストサイズではなくなったら買い替えのタイミングです。洗濯の方法が合わず生地が縮んでしまってサイズ感が合わなくなることもありますが、体型が変わってしまってサイズ感が合わなくなることも。実際のところ、〈SOLVE(ソルブ)〉のユーザーも体型の変化にって買い替える方が多いようです。太ってしまったというだけでなく、ダイエットに成功したり、トレーニングで筋肉がついて体型が変わったというケースも珍しくありません。いずれにしても、サイズ感はシャツを買い替えるわかりやすいサインです。
【参考】自分サイズでシャツをオーダー
『初めてのオーダーシャツ』シャツの寿命を延ばすポイント
シャツには寿命がありますが、現役期間を長くする方法も。ここでは、すぐに実践できる方法を5つ紹介しましょう。毎日シャツをいたわることで、寿命は確実に延びます!
ダメージを与えないように洗濯する
シャツは洗濯でダメージを受けます。ただし、洗濯の方法を工夫することでダメージはかなり抑えられます。まず、洗剤はいわゆる「おしゃれ着向き」の中性洗剤が最適。洗浄力に比例して生地を傷めてしまう可能性も高まってしまうため、気になる汚れがある場合は洗浄力の高い洗剤で部分的に手洗いしてから、洗濯機で全体を洗うのがおすすめです。また、シャツを畳んでネットに入れて洗濯すると、他の洗濯物との摩擦がなくなり、生地が傷みにくくなります。さらに、脱水時は負荷が大きいため、脱水時間は短めに設定するのが効果的。脱水は30秒程度で十分です。脱水が終わったらシワの伸ばしてすぐに干すことも大切。太さのあるハンガーに掛けて跡がつかないように気をつければ万全です。
クリーニングに出す頻度は少なめにする
クリーニングを利用すると、汚れが落ちてキレイになります。ただし、リーズナブルなクリーニングの多くは洗浄効果が高い反面、生地にダメージを与えてしまいがち。そのため、シャツを頻繁にクリーニングに出すのは避けるようにしましょう。クリーニングの頻度を減らすためには、シャツ自体の選び方がポイント。自宅で洗っても美しく仕上がる「ノンアイロン機能」、汚れに良い「防汚加工」などのシャツを活用すれば、クリーニングに頼らなくてもケアがしやすくなります。またクリーニングに出す場合も、シャツを傷めにくいプレミアムなサービスを利用するのがベターです。
着まわすシャツの枚数を多くする
洗濯やクリーニングの頻度を低くするには、シャツ1枚あたりの着用頻度を低くするという手も。着まわすシャツの枚数が多いほど、シャツそれぞれが長持ちするのは必然です。ローテーションする枚数の目安としては、最低でも1週間分。平日5日の勤務で5枚以上のシャツを着回せば、各シャツが1週間は休めることになります。間を置かず連続的に着用するよりも生地が傷みにくくなり、相乗的に長持ちする効果が望めます。
ハンガーに掛けて保管する
シャツを休ませる際は、ハンガーに吊るして保管するようにしましょう。畳んだ状態で置いておくよりもシワが伸び、いつでも着用できる状態がキープできます。さらに、空気の流れる隙間があるので湿気が飛びやすくなり、カビやダニの発生も防げます。
バッグで擦れないように注意する
シャツがメインのビジカジスタイルなどの場合、バッグとの摩擦でシャツの生地が傷んでしまう可能性もあります。とくに、ブリーフケースなどのショルダーストラップを使う際は、肩に掛けたままバッグの位置を動かすと肩周りが擦れてしまいがちなので要注意。資料を持ち歩く必要があるなど、仕事上でバッグを使うのが避けられない場合は、できる限り摩擦を起こさないように注意してダメージを低減するように心掛けましょう!
【まとめ】オーダーシャツという選択肢もおすすめ!
最後に改めてまとめると、ワイシャツの寿命は2年ほど。清潔感をキープするにはそれくらいが目安です。ただし、日々のちょっとした工夫によって生地を傷めないようにすれば、長持ちする可能性は高まります。さらに補足すると、実はオーダーしたシャツは長持ちしやすい傾向が。なぜなら、サイズが合っているほど不要な摩擦が減り、生地が傷みにくくなるからです。また、〈SOLVE(ソルブ)〉をはじめとするオーダーシャツのブランドは、同じような価格帯のシャツと比べても品質が高いケースが多いので、その意味でも長持ちしやすくなります。シンプルなデザインのシャツをオーダーし、流行を超越して長く愛用してみてはいかがでしょうか?
【参考】自分サイズでシャツをオーダー
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