採寸のご予約

OPTION選べるオプション

お選びいただく生地によって価格が変わります。
デザインは、どのオプションを選んでも追加料金なしの据え置き価格です。

ジャケット

基本仕様

ナポリ

南イタリアの伝統的な袖付け、「マニカカミーチャ」による丸みを帯びた肩まわりが特徴的なモデルです。「マニカカミーチャ」とはイタリア語で「シャツ袖」を意味し、いせ込み(ギャザーを入れながら平面な布に丸みをつけて立体的にする技法)を入れながら立体的に袖を付けることで、肩を包み込むような至極のフィット感を実現します。軽快な着用感と堅すぎない雰囲気も魅力で、いい意味で力を抜いて着用できるスーツです。

ジェノバ

オーソドックスなデザインと、着心地の良さで幅広いシーンに対応するバランスに優れたモデルです。スーツらしい構築的なシルエットを保ちながら肩パットや芯地は薄く、軽快な着用感です。上襟の上りが高く綺麗なため、正面から見たときに上襟の頂点から肩先までのラインが美しい、きっちりとした印象のスーツです。

シングル2つボタン ノッチドラペル

もっともスタンダードなジャケットの仕様。「シングルブレスト」のフロントにボタンが2つ付いた仕様です。定番の「ノッチドラペル」はスマートな面持ちで、主張し過ぎず汎用性も抜群です。

シングル2つボタン ノッチドラペル(ワイドラペル)

ベースはスタンダードな仕様にしつつ、ラペル(下襟)の幅をワイドに変更することもできます。ラペルの存在感が増し、クラシックな印象になるのが特徴です。顔に近いラペルが大きくなることで、相対的に顔が小さく見える小顔効果も期待できます。

シングル3つボタン段返り ノッチドラペル

2つボタンと並ぶ一般的な仕様です。3つボタン段返りの一番上のボタンは留めずに着用します。一番上のボタンは実質的に飾りとなっており、ラペルの裏側に隠れるようにボタンが付いている仕様が「段返り」です。「ローリングダウンラペル」とも呼ばれ、現代の3つボタンは段返りが主流。ラペルに膨らみが生まれ、こなれた印象になります。

シングル3つボタン段返り ノッチドラペル(ワイドラペル)

3つボタン段返りとワイドなラペルを組み合わせた仕様です。クラシックなのに堅すぎない印象になるのが特徴です。存在感のあるラペルの雰囲気に合わせて、他のディテールも選んでいただくのがおすすめです。

シングル2つボタン ピークドラペル

「ピークドラペル」は、ラペル(下襟)の先端が上に向かって尖っている襟型です。タキシードなどのフォーマルウェアに使われてきた仕様で、華やかなイメージを演出してくれます。パーティーなどのシーンに適した襟型です。

ダブル6つボタン ピークドラペル

フロントが深く重なり、2列のボタンで留める仕様が「ダブルブレスト」。3ボタン×2列の6ボタンはダブルとしてはもっとも一般的な形で、ダブルならではの重厚感を演出してくれます。フォーマルな品格やクラシックな風格を備えているのも魅力。スーツをはじめジャケットスタイルにもおすすめの形です。

裏仕様

総裏

ジャケット内側の全面に裏地を配した仕様です。摩擦の軽減、吸湿性、保温性、型崩れの防止といった裏地による効果が最大限に享受できます。そうした機能面に加え、光沢感あるキュプラ素材の裏地によって高級感がアップするといったデザイン面でのメリットも。

背抜き

背部分の裏地の下側を省いた仕様が「背抜き」仕立てです。裏地が少ない分、軽くて通気性が良いというメリットがあります。高温多湿な日本の夏には不可欠な仕様で、一年を通して使いやすいため、季節を問わず長い期間着用したい場合におすすめの仕様です。

大見返し

ジャケットの見返しに表地を大きく広く使用する仕立て。「広見返し」とも呼ばれます。表地の性質を存分に生かすことができ、通気性が高い表地を選べばジャケット全体の通気性も高まります。表地の軽さも生かせるため、涼しくて軽やかなジャケットに仕上げることも。

ベント

センターベント

ジャケット背面の裾に入った切り込みが「ベント」。裾が突っ張らず動きやすさが向上します。また、裾の中央に1本の切込みを入れたのが「センターベント」。乗馬用として生まれた起源から「馬乗り」とも呼ばれます。スポーティーでクセがなく、ビジネススーツの多くはセンターベントを採用しています。

サイドベンツ

切り込みが裾の両側に入っているのが「サイドベンツ」。2本なので複数形の「vents」です。また、サーベルが腰に差しやすいように生まれた起源から「剣吊り」という別名もあります。少しクラシックで威厳ある後ろ姿が特徴的。ベントが開いても裾が割れた印象にならないため、ヒップが大きめな人にもおすすめです。

ノーベント

裾に切り込みがないのが「ノーベント」です。伸縮素材を使ったカジュアルなジャケットもノーベントが多いため勘違いしがちですが、本来はフォーマルな仕様。ディレクターズスーツなどの礼装用ジャケットはノーベントが基本です。窮屈に感じることもありますが、フォーマルでエレガントな印象が演出できます。

胸ポケット

バルカポケット

「バルカ」は「小舟」といった意味のイタリア語で、ポケット口が船底にようにカーブしている仕様です。ナポリ仕立てを象徴する仕様のひとつで、身体に沿うような立体的フォルムを強調できるのが大きなポイント。ナポリ仕立てならではの丸みや柔らかさが強調できます。

箱ポケット

ビジネススーツで一般的に採用されるオーソドックスな胸ポケットです。ポケット口に横長の箱のような直線的パーツがあしらわれています。その形状からのネーミングが「箱ポケット」ですが、パーツの名前から「ウェルトポケット」とも呼ばれます。装飾性のないベーシックな胸ポケットがお好みの場合は、箱ポケットを選びください。

腰ポケット

切り(両玉縁フラップポケット)

スーツのジャケットでもっとも多い腰ポケットの仕様です。表地に切り込みを入れ、内側に袋布をつけてポケットにします。また、「フラップ」はポケットにつける蓋のこと。本来は雨除けためのディテールで、屋外ではフラップを出し、屋内ではフラップをポケット内に収納するのが原則です。

スラント(両玉縁フラップポケット)

標準の切りポケットは水平(裾と並行)にポケット口がついていますが、それを外側が低くなるように斜めにレイアウトしたのが「スラントポケット」です。もともとは乗馬の際に前傾姿勢になっても中身が落ちないように考案されたと言われています。現在は装飾的な意味合いが強く、腰周りをシャープに見せてくれます。

パッチポケット

外側に布を貼り付けて作るポケットの仕様です。カジュアルなイメージが強いため正統派のビジネススーツには不向きですが、あえて堅苦しくないイメージに仕上げたい場合には効果的です。カジュアルなジャケットにおすすめのデザインです。

バルカパッチポケット

胸ポケットの箇所でも解説した通り、「バルカ」は「小舟」といった意味のイタリア語です。パッチポケットの場合は、ポケット口のラインがカーブを描く形状になっています。前下がりで手が入れやすく、腰周りが立体的な印象になります。

チェンジポケット

なし

この場合の「チェンジ」は「お釣り」や「小銭」のことで、コインなどを入れるための小ぶりなポケットが「チェンジポケット」です。ビジネススーツではチェンジポケットを備えていないデザインが多く、「なし」が一般的な仕様です。

切り(両玉縁フラップポケット)

右身頃の腰ポケット上部にチェンジポケットを追加することができます。腰ポケットの上にチェンジポケットをつけることでポケット全体が高い位置になり、相対的にウエストの位置が高く見える効果が望めます。

スラント(両玉縁フラップポケット)

「チェンジポケット」は腰ポケットと平行につけるのが原則で、腰ポケットがスラントなら、チェンジポケットも同様にアレンジしましょう。ちなみに「スラント」とは「傾斜」のこと。ポケット口を斜めにしたポケットが「スラントポケット」で、「スランテッドポケット」などとも呼ばれます。

袖仕様

本切羽

袖口のボタンが飾りではなく、ボタンホールがきちんと開いている仕様を「本切羽」。「本開き」と呼ばれることもあります。袖丈が修正できなくなるため、オーダーメイドを象徴するディテールです。現在は装飾的な意匠として人気。袖口に近いボタンを1つだけ外し、こなれた印象を演出するテクニックも使えます。

開き見せ

袖口にボタンホールのようなステッチはありますが、実際は穴があいていない仕様が「開き見せ」です。袖口を開閉することはできませんが、袖丈の修正をすることができ、耐久性に優れるメリットがあります。優先すべき要素と好みでお選びいただくのがおすすめです。

袖ボタン数

4個

ビジネススーツでは、袖口のボタンは4個がスタンダードです。ボタンの数と同じくボタンの存在感も重要で、それはボタンの重なり具合によっても変わってきます。また、袖の長さとのバランスも大切。こだわりがなく、違和感もなければ、標準的な4個ボタンがおすすめです。

3個

4個と同じくらい定番なのが3個。どちらが正統派ということはなく、フォーマル度の違いもありません。単純な好みで3個を選んでいただくこともできます。身長と比例して腕も短めな日本人には、3個のほうがバランスが良いという説もあります。

袖ボタン重なり

重ねボタン

ボタンを重ねた仕様は「重ねボタン」などと呼ばれますが、ボタンがキスしているように見えることから「キッスボタン」という呼び方も。技術の高さをアピールするディテールと言われていますが、実際も手間が掛かります。重ねることで間隔が詰まり、全体的な長さが短くなるため、ボタン数は4個を推奨します。

標準

重ねることなくシンプルにボタンを並べて縫い付ける仕様です。重ねた場合と比べて全体的に長くなるため、ボタンの数が少なめの3個でもバランス良く仕上がりやすくなります。装飾的なイメージが薄れるため、冠婚葬祭でも使いやすい仕様です。

ステッチ

AMF(コバ)

「AMFステッチ」は襟の縁などに施す手縫い風ステッチのことで、コバ(端)に沿ってミシン縫いするのが基本です。コバと一体化するためステッチの存在感は控えめ。主張し過ぎることなくテーラーメイドで誂えたような雰囲気を演出することができます。

AMF(6mm)

襟の端から少し間をあけ、6mm内側にAMFステッチを入れることもできます。縁と分離した印象になるため、ステッチが目立って存在感が向上。カジュアルな雰囲気やクラフト感が高まり、少しくだけた印象や柔らかいイメージが生まれます。

パンツ

タック

ノータック

「タック」とは、パンツのウエストから裾方向に向かって入ったヒダのこと。そのタックがない仕様が「ノータック」です。身体に沿うようなシルエットで、スッキリした印象になるのがメリットで、パンツのシルエットを重視する人に人気です。

1タック

タックが左右に1本ずつ入っているのが「1タック」です。タックの分だけ腰周りにゆとりがあり、動きやすさが生まれます。ビジネススーツではワンタックがポピュラーで、機能性とシルエットのバランスが良好。シルエットを大きく崩すことなく可動性が高まります。

2タック

タックが左右に2本ずつ入っているのが「2タック」。クラシックな印象が演出できます。また腰周りにかなりの余裕が生まれ、動きやすさも向上。最近はカジュアルなスタイルでワイドなパンツが人気なので、そんなパンツに慣れている人にも最適です。裾幅を細くし、テーパードシルエットで仕立てるとスッキリまとまります。

裾上げ

シングル

パンツの裾を折り返さない仕様が「シングル」。すっきりした印象になるのが大きな特徴です。フォーマルなスーツもシングルが原則で、上品な足元が演出できます。とくにこだわりがなく、変更する理由もない場合はシングルで仕上げるのがおすすめです。

ダブル

裾を折り返したのが「ダブル」。少しカジュアルな印象になります。裾が二重になって重みが生まれ、軽量な生地のパンツでも着こなしやすくなるのがメリット。見た目の重厚感も増し、革靴などとマッチしやすくなります。折り返す幅は3.5 〜 4cm程度が一般的で、その幅によって印象も少し変わります。

アジャスター

なし

ウエストの標準仕様はサイドアジャスターなしでベルトループが付いた仕様です。アジャスターを付ける場合はベルトループが無くなりますので、ベルトを使用して着用する場合はアジャスターなしをお選びください。

付き

ウエスト側面にアジャスターをつけることも可能。フィット感が調整でき、体型が変わったり食べ過ぎたりしても数cm程度は対応できます。また、ベルトレスで着用しやすくなるのもメリットです。長く愛用するフォーマルなパンツにはアジャスターが付属していますので、アジャスターが品格を損なうこともありません。

持ち出し

付き

「持ち出し」とは、ウエスト前面の帯状に飛び出した部分。パンツのウエストをしっかりと固定する役割があります。ただし、多くのパンツには見られない仕様で、スーツ用のスラックスでも不可欠なパーツというわけではありません。好みに合った仕様をお選びいただけます。

なし

「持ち出し」を省いて仕立てることも可能です。持ち出しはウエストをしっかりと固定できる反面、パンツを着脱する際に少し手間が増えると感じる人もいるようです。ベルトをすることでパンツはしっかり固定できるため、常にベルトをする人は持ち出しを省いても良いでしょう。

ベスト

フロントのボタン数

4つボタン

フロントボタンの数を4つボタンと5つボタンからお選びいただけます。サイズやデザインに合わせてお好みでお選びください。

5つボタン

フロントボタンの数を4つボタンと5つボタンからお選びいただけます。サイズやデザインに合わせてお好みでお選びください。

襟デザイン

襟なし

お好みに合わせて襟なし、襟付きの選択が可能です。

襟付き

お好みに合わせて襟なし、襟付きの選択が可能です。

関連コンテンツ

オーダースーツ

オーダースーツ

オーダースーツ生地

オーダースーツ生地

品質とこだわり

品質とこだわり